大型二輪免許取得日記
その10
平成11年10月12日
今回は急制動となる。言われた通りにニーパッドとエルボーパッドを装着
しておく。個人的には、転倒などしないので不要だと思っているのだが、
取り敢えず教官の言う通りにしておく。しかし、エルボーパッドはともか
く、ニーパッドを付けている非常に歩きにくい。ロボットのような歩き方
になってしまう。
時間になって事務所に呼ばれる。簡単に今回の教習内容の確認を行なって
からキーを貰う。前の時間と同じバイクだが、始動前点検は行なっておく。
しばらく待っていると教官が出てきた……と思ったら、どこかに行ってし
まった。あちこちを走り回っているようだが、教習は始まらない。(--##)
5分ほどしてようやく教官がやってきた。最初は教官の後ろに乗ったまま
で急制動をやるようだ。体験学習である。ところが、バイクのセルが回ら
ない。ヘッドライトは点灯しているのでバッテリーの問題ではなさそうな
のだが、原因は分からない。教官が押し掛けするというので、後ろからバ
イクを押した。数歩歩いたところでエンジンがかかった。
外周を回りながら急制動のスタート地点へと移動する。3速で30kmま
で加速し、急制動を行なう。ノーズダイブを避けるために体をずらしてリ
ア加重すると良いようだ。
『まぁ、取り敢えずやってみますか』と言われ、急制動にトライする。外
周を回り、スタート地点へ。前方がクリアになったことを確認してからス
タートする。『前輪がパイロンに差し掛かってからブレーキ』と言われた
ので、馬鹿正直にやったら規定の距離で止まれなかった。それだけではな
く、フロントブレーキを強くかけたために、思った以上にノーズダイブし
てしまい、リアが流れてしまった。この程度で転倒などしないのだが、教
官は驚いていたようだ。こっちは流れたのも分かっていたし、別に驚くほ
どのことではないと思っていたのだが、、、
数回トライしてみるが、ブレーキのポイントが奥すぎるようで、決められ
た距離で停止できない。実際の検定では、バイク1台分より手前からブレー
キングするとやり直しを命じられるらしい。なので、もうちょっと手前か
らブレーキをかけても良いようだ。そんな重要なことは早く言って欲し
い、、、(--#)
ブレーキのポイントを心持ち手前に持っていったら、規定の距離で難なく
止まることができた。何度か繰り返していると、教官から『400でやっ
てみて』と言われた。CB750からCB400に乗り換えると異常にバ
イクが小さく感じられる。ライディングポジションの窮屈に思えて仕方な
い。400でトライしたら、一発でクリアできた。やはり車重が軽いし、
取り回しが楽だからであろう。
再びCB750で急制動の練習を続ける。ブレーキポイントも停止距離も
一定してきた(ように感じられた)。しばらくするとタイムアップとなった。
指定された場所にバイクを止める。教官からの注意事項としては、急制動
はだいたい大丈夫だろう。ただ、他の教官が見るとブレーキポイントをも
うちょっと奥に取れと言われるかも知れないが、そんなに心配はないだろ
うとのこと。
次回も急制動を復習するらしい。
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