大型二輪免許取得日記
その4
平成11年10月2日
今日は2時間連続で教習を受けることになっている。今回はその1時間目。
2時間分の乗車受付を済ませて控室に行くが、午後からの検定者のための
ミーティングが行なわれていた。座る場所がなかったので、外に出て時間
が来るのを待つ。
今日は1本橋とスラローム、クランクとS字をやるらしい。なかなか盛り
沢山な内容である。教官室(?)でバイクのキーを渡される。ゼッケンを付
け、バイクのところに向かう。ヘルメットを被ってバイクの点検を行なう。
タイヤ、ブレーキ、クラッチ関係をざっと点検し、出発しやすいようにバ
イクを移動させる。
やがて、教官が出てきて『とりあえず、外周を2周。ウォーミングアップ
しましょう』と言われた。まずは走り出す。ここでもつい癖が出てしまい、
止まる時にエンジンを煽ってシフトダウンしながら止まってしまった。幸
い、一番最初に走り出したので、誰にも見られていないが、場内ではやっ
てはならないことである。
ウォーミングアップが終ると、1本橋とスラロームの場所に連れていかれ
る。大型二輪の場合、1本橋で10秒以上、スラロームは7秒以内で通過
しなければならないそうだ。取り敢えず時間はどうでもいいので、1本橋
から落ちないように、スラロームでパイロンを倒さないようにと注意を受
ける。また、1本橋は1速、スラロームは2速を使うらしい。
半クラッチを使ってゆっくりスタートし、1本橋に乗る。ちょっと横風が
強いように感じられるが、なんとか落ちずに通過する。1本橋が終ると、
2速に上げてスラローム。ややリアブレーキをひきずり気味にするが、加
減速がうまく行かなくてパイロンに突っ込みそうになった。まぁ、最初は
これくらいは愛敬だろう。スラロームから出ると、坂道発進をして、元の
1本橋の手前に戻る。同じことを繰り返し練習するというわけだ。
教官は一通り説明した後、別の教習生のところに行ってしまった。こちら
は一人で練習を繰り返す。1本橋でなんとかゆっくり走って時間を稼ごう
とするのだが、なかなかうまくいかない(ように思えた。ストップウォッ
チで時間を計っているわけじゃないから、良いのか悪いのかがわからな
かった)。スラロームもパイロンは倒してないものの、7秒以内でクリア
できているのかどうかがわからない。
しばらくすると、教官が戻ってきた。次はS字とクランクに行くらしい。
教官の後をついていく。最初はS字から。難なく通過。次にクランク。
1速のままだと通過しにくい。半クラッチをうまく使わないとスピードが
乗り過ぎてしまう。どうも、操作がぎこちなかったのだろうか、6〜7回
繰り返して練習させられた。
クランクが終ったところでちょうど教習時間が終了となった。バイクを所
定の場所に戻す。教習後、教官からはあまり注意を受けなかった。次の時
間はどうすれば1本橋を10秒以上で通過できるかをやるそうだ。
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