大型二輪免許取得日記
その6
平成11年10月7日
今回も2時間連続の教習とある。会社を定時で脱走する。途中で何かを
食べようかと思っていたが、時間があまりなかったので自動車学校に直
行する。
乗車受付を済ませ、控室に向かう。場内を走っている二輪を見ていたら、
今日は今まで見たことのある教官が一人もいない。初めて見る人たちば
かりである。今回を含めてあと2時間で第一段階の見極めとなる。厳し
い人でなければ良いのだが、、、
やがて事務所内で簡単な受付が始まった。今回の教官はバイク屋で貰っ
た紹介者の欄に名前が書いてあった人だった。結構お年を召された方だっ
た。もうちょっと若い方を想像していたので驚いた。今日の教習内容を
簡単に説明され、キーを渡される。指定されたバイクに向かい準備をす
る。
まずは軽く外周を2周。いつものウォーミングアップである。ウォーミ
ングアップの後、前回もやった練習コースを回る。スラロームの切り返
しがぎこちなくなっている感じがする。全体的に突っ込み過ぎのような
感じで、リズム感に欠けている。『ま、最初はこんなもんかな、、』と
自分勝手な理屈を付けて自分を納得させる。
しばらく一人でコースをぐるぐる回っていたら、教官から呼び止められ
た。もう一人の教習生と一緒に練習コースを回るようだ。自分がしんが
りで付いていく。どうも、前を走っている教習生は練習コースを走るの
が初めてのようだ。後ろから見ていると、一つ一つの動作がちょっとぎ
こちない感じがする。
3人で回っていると、信号や前に車がいたりして、どうしても最後の
自分が遅れてしまう。最初のうちはそれでも追い付けていたが、とうと
う完全に振り切られてしまった。まぁ、所詮は場内での教習なので、
ぐるりと見渡せば見えるところにいるのだが、、、コースを知らないわ
けではないので、一人で回ることにした。
しかし、今回はどうも教習車が渋滞するケースが多い。まぁ、エンスト
している車もあれば、カーブでハンドルの切り方が足りずに、対向車に
ぶつかりそうになっている車もいたりした。場内では右側からの追い越
しは厳禁なので、列の中で大人しく待つしかない。普通に公道を走って
いるのであれば、車の間をすり抜けて行くような状態だが、ここは自動
車学校。そんなことはできない。
しばらく走っていると、教官ともう一人の教習生の後ろに付けた。スラ
ロームを抜けたところで一旦止められ、何かを話している。しばらくす
るとスタートしたので、付いていった。どうやら8の字をやるらしい。
自分もそのまま付いていったが、『あっ、和氣さんはよかったのに、、、
ま、いいか。一緒にやりましょう。』急きょ8の字をやることになって
しまった。(^^;;;;)
最初に体重移動やハンドルの切り方などについて注意を受ける。低速
での旋回では体を起こしたままハンドルを切る。リーンアウト気味に
乗ると良いんだそうだ。目線は曲がる方向に向ける。半クラッチを使
いながら直径2〜3メートルくらいの円周をぐるぐる回る。あまり同
じ方向に回っていると目が回ってしまいそうになる。右旋回を繰り返
した後、マシンを起こして左旋回に入ろうとするとクラッとくる。さ
すがに転倒することはなかったが、ちょっとクラッと来てしまった。
教官からは『もっとゆっくり』と言われてしまった。頭に来たので、
意地になって教官よりも常に小さい円周で回ってやった。
ぐるぐる回っていると教習時間が終了となってしまった。次の時間も
最初は8の字をやるそうだ、、、げげげ、、、(--;;;;)
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