FullPower化


国内仕様の 600F4i にはメーカーの自主規制で最高出力が 69ps になってい ます。輸出仕様では 100ps 超です。
国内仕様でも様々な加工を施してやることでフルパワー化することができま す。


目次


やらなければならないこと

国内仕様車は吸排気系にいろいろな制限を設けることで馬力規制を実現して います。フルパワー化のためには、それらを取り除いてやる必要があります。 必要なことは以下のようになります。

これらについて、順を追って説明していきます。


インシュレーター加工

まず、インシュレーター加工についてです。インシュレーターとは、エキゾー ストマニホールドの部分にある部品です。国内仕様の場合、ここに半月板の ような形をしたアルミ板が挿入されていて、これでエアの流量を制限してい ます。これを取り除きます。
ただし、アルミ板そのものを取ってしまうとマフラーがきっちり取り付けら れなくなる場合があるので、リューター等を使って丁寧に削り落す必要があ ります。

加工前 加工中 加工後

エアクリーナーボックス加工

次にエアクリーナーボックスの加工です。ここでは 2 つの制限が設けられ ています。
フィルターの上部にうさぎの耳のようなプラスチック板が取り付けられてい るので、これを除去します。これも、板そのものを取り外すのではなく、削 り落すようにします。

加工前 加工後

もう 1 つはラムエアの吸気部にあります。国内仕様では、プラスチック製 のボックスが取り付けられていて、そこに直径 2cm ほどの小さな穴が空い ているだけになっています。これもボックスごと削り落します。

加工前 加工後

マフラー交換

マフラー交換に関しては

という方法があります。予算と好みで選択すれば良いです。
ちなみに、輸出仕様車のホンダ純正品であれば 3 万円ほどで手に入るよう です。
社外品の場合、フルエキゾーストマフラーであれば 9 万円〜 16 万円くら い。スリップオンであれば 4 万円〜 6 万円くらいです。


ECU改造

ECU改造ですが、

のいずれかを選択することになります。
私は『国内仕様車のECUを改造する』方を選択しました。理由は単純で、 あまりお金をかけたくなかっただけです。
改造の詳細については、ここでは触れません。この改造で、 となります。


その他

以上でフルパワー化の作業は終了です。
これ以外には、カム交換とか、スプロケ交換などがありますが、ここでは割 愛します。



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