海外モータースポーツニュース
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1999年8月
- [F1]プロスト・チーム、新人ハイドフェルドを抜擢(1999.8.28)
27日(金)、プロスト・チームは、ジャン・アレジのチームメイトとして、
注目の新人ニック・ハイドフェルドの起用を決定、発表した。
ハイドフェルドは今年22歳のドイツ人で、今季の国際F3000選手権
のチャンピオンである。またメルセデスの育成ドライバーで、これまでは
マクラーレン・メルセデスのテストドライバーも努めていた。
プロストとの契約は1年でさらに1年のオプションが含まれている。今回
の契約はマクラーレン・メルセデスからのレンタルとなるようだ。
- [F1]ベネトン・チーム、フィジケラとブルツの残留を発表(1999.8.27)
27日(金)、ベネトン・チームはジャンカルロ・フィジケラとアレキサン
ダー・ブルツの両ドライバーが、来季もチームに残留することを発表した。
- [F1]ジョーダン、ヤルノ・トゥルーリとの2年契約を発表(1999.8.27)
ジョーダン・チームは、26日(木)、ヤルノ・トゥルーリと契約を結んだ
ことを発表した。
契約は2001年末までの2年で、今季限りで引退を表明しているデイモ
ン・ヒルの後任となり、ハインツ・ハラルド・フレンツェンのチームメイ
トとなる。
- [F1]ミカ・サロ、ザウバーと2年契約(1999.8.27)
ザウバー・チームは26日(木)、噂通りミカ・サロと契約したことを発表
した。
契約は2001年末までの2年で、先に残留が発表されたペドロ・ディニ
スとのコンビとなる。
- [F3]韓国で国際F3レース開催へ(1999.8.26)
マカオF3レースの翌週となる11月28日に、韓国で国際F3レースが
開催されることとなった。
コースはチャンウォンと呼ばれる約2マイルのストリートサーキットであ
り、10月にFIAのコース調査を受けて合格すれば、韓国では初の国際
レース開催となる。
- [F1]ペドロ・ディニス、ザウバー・チーム残留が決定(1999.8.26)
一時は移籍も噂されていたザウバー・チームのペドロ・ディニスだが、結
局残留することで合意に達し、25日(水)、チームから発表された。
チームオーナーであるペーター・ザウバー氏は、「ペドロはF1で5年目
のシーズンを迎え、常にトップ10を走るパフォーマンスを見せている。
マシン開発にも力量を発揮し、来シーズンもチームに大きく貢献してくれ
るだろう」と語った。
なお、ディニスのマネージャーであるダニエル・モレッリ氏が「ペドロは
これまでと違い、来季からは高額のサラリーを貰う立場になった」と語っ
ていることが注目される。
- [F1]ジャン・アレジ、プロスト・チームへ移籍(1999.8.25)
既にハンガリーGPでザウバー・チームからの離脱を表明していたジャン・
アレジは、噂通りプロスト・チーム入りすることが決定し、チームから正
式に発表された。
- [F1]ミハエル・シューマッハ、復帰はモンツァから(1999.8.24)
今週末のベルギーGPに出場するかどうかが注目されていたフェラーリの
ミハエル・シューマッハだが、結局、2週間後のイタリアGPからになる
ことが明らかとなった。
これは、フェラーリのクラウディオ・ベロ広報担当が明らかにしたもので、
そのためにシューマッハは1日からのモンツァ・テストに参加する予定だ
という。
- [F1]ミハエル・シューマッハ、テストで好走をみせる(1999.8.20)
20日(金)、ムジェロ・サーキットで復帰のためのテストに臨んだフェラー
リのミハエル・シューマッハは、途中でスピンをする場面があったものの、
ベストタイム1'28.86をマーク。前日にテストを行なったエディ・アーバイ
ンを上回る好走を見せた。
しかし、チームはシューマッハが来週のベルギーGPに出場するかどうかは
明らかにしていない。
- [F1]ニック・ハイドフェルド、今日にもプロストをテストか(1999.8.19)
マクラーレン・チームのテストドライバーで、今季の国際F3000シリー
ズのチャンピオンに輝いたニック・ハイドフェルドが、現在行なわれている
シルバーストン合同テストで今日にもプロストをテストするかも知れない。
もし、これが実現すれば、ハイドフェルドが来季プロスト・チームからF1
デビューを飾るステップになると同時に、将来プロスト・チームへのメルセ
デス・エンジン供給への布石となるかも知れない。
- [F1]プロスト&プジョー、来季も関係継続へ(1999.8.19)
今季の不振から、一時は関係が決裂するのは必死と見られていたプロスト・
チームとプジョー社だが、結局元通り2000年シーズンも関係を続ける
ことになるようだ。
チーム側はエンジンの信頼性不足を訴え、プジョー側はシャシーのパフォー
マンス不足を指摘していたものの、プロストは替わりのエンジン(無限ホン
ダやスーパーテックなど)を見つけることが出来なかったというのが実情の
ようだ。
- [F1]アロウズ・チーム、来季に向けて新デザイナーを獲得(1999.8.17)
アロウズ・チームは、16日(月)、スーパーテック・エンジンが搭載され
る来シーズンのマシンをデザインするため、前スチュワート・チームのイ
フバル・ハミディ氏と契約したことを明らかにした。
同氏は1988年にウィリアムズ・チームでエアロダイナミクスの専門家
としてF1キャリアをスタートさせ、その後スチュワート・チームでも活
躍してきた。今後は、マイク・コフラン/テクニカル・ディレクターのもと、
チーフ・デザイナーとしてマシン開発に当たることになる。
- [F1]ザウバー、来季のフェラーリ・エンジン搭載が正式に決定(1999.8.14)
ザウバー・チームでは来季もフェラーリエンジンを搭載することで交渉を
続けていたが、このほどそれが正式に発表された。
- [F1]BAR、ビルニューブの残留を発表(1999.8.14)
BARのクレイグ・ポロック代表は、13日(金)、ハンガリーGPの会場
で同チームのジャック・ビルニューブ選手が来季も残留することを改めて
表明した。これは、同選手が来季移籍の可能性を示唆したのを受けて行な
われたもの。
BARは来季ホンダと提携することが決まっているが、その中にはビル
ニューブの残留が前提条件となっていると見られている。
- [Circuit]珠海、2000年F1開催に向け準備完了をアピール(1999.8.13)
中国の珠海サーキットでは、F1開催に向けすべての準備が完了したこと
を表明。2000年の開催に向けてアピールを行なった。
サーキット側の責任者によれば、サーキットの施設はすべて完成し、指摘
された珠海周辺の宿泊設備についても準備が整ったとしている。このこと
はすでにバーニー・エクレストン氏にも伝えられており、今後の動向が注
目される。
- [F1]ミハエル・シューマッハ、復帰に向けトレーニングを開始(1999.8.13)
9月のイタリアGP(モンツァ)を目標に復帰のプログラムを組んでいると
いわれているミハエル・シューマッハが、いよいよトレーニングを開始し
た。
これは11日(水)から始められたもので、最近はジムでのストレッチなど
軽いメニューからスタートした。しかし、マネージャーのウィリー・ウェー
バー氏は「本当にイタリアGPでレースに復帰するのであれば、かなりハー
ドなトレーニングをこなさなければならない」と語っている。
- [F1]日産、F1参入へのラブコールを受ける(1999.8.13)
ベネトンとアロウズが日産にF1参入を持ちかけていることが分かった。
両チームとも来季はスーパーテック・エンジンを使用することになってい
るが、ワークス・エンジン全盛のいま、戦闘力が劣っていることは明らか
で、そのためにホンダ、トヨタと並ぶ日本の大メーカーにラブコールを送っ
ているようだ。
しかし、日産はルノーとの提携、また自社の経営上の問題もあり実現は難
しいだろう。
- [F1]バリチェロ、すでにフェラーリと契約?(1999.8.12)
こちらも再三噂になっている、ルーベンス・バリチェロのフェラーリ入り
だが、現在彼が所属しているスチュワート・チームのジャッキー・スチュ
ワート氏がほぼこれを認める発言をしていることが明らかになった。
やはり、噂は事実なのだろうか。
- [F1]アーバイン、来季もナンバー2ならフェラーリ離脱も辞さず(1999.8.12)
現在ドライバーズポイント争いで首位を走るフェラーリのエディ・アーバ
インは、イタリア専門誌のインタビューの中で、来季もナンバー2扱いで
あればフェラーリを離脱することを表明した模様。
アーバインについては、すでにスチュワートと契約を交わしたという噂が
耐えないが、これで来季のシート争いが一気に加熱しそうだ。
- [LeMans]ポルシェ、秋にテスト開始か(1999.8.12)
今年のルマンにはワークスとしての参戦を中止していたポルシェだが、
2000年のルマン24時間に向けてマシン開発が進んでいるようだ。
2000年に参戦するポルシェワークスマシンは5LのV10エンジンを
搭載し、メンテナンスがしやすく、ダウンフォースも強大な空力特性を持
つ完全に新規開発のボディワークとなるようだ。ポルシェはこのマシンが
勝つことが出来るレベルに達するまで正式にルマンへの参戦を許可しない
方針だという。
テスト走行は秋にも開始され、ドライバーにはアラン・マクニッシュが起
用される見通しだという。
- [F1]クレイ・レガッツォーニ氏、レースで右足を骨折(1999.8.12)
1970年代に通算6年間に渡ってフェラーリF1をドライブし、通算5
回の優勝経験を持つクレイ・レガッツォーニ氏が、このほど行なわれた地
元スイスでのカートレースで右足を骨折するアクシデントに見舞われた。
同氏は1980年にエンサインで参戦したUSウェストグランプリでブレー
キペダルが破損しクラッシュして以来、車椅子での生活が続いているが、
今回も身障者用カートレースでのアクシデントだった。
- [F1]BMW・ウィリアムズ、9月にも本格テストを開始へ(1999.8.10)
BMWのマリオン・テイセン博士は、近く同社のF1エンジンがウィリア
ムズのシャシーに搭載されて本格テストに入る見通しであることを明らか
にした。
BMWでは、これまでテストドライバーのヨルグ・ミュラーが開発に当たっ
てきたが、いよいよ9月にもレギュラー・ドライバーであるラルフ・シュー
マッハのアレッサンドロ・ザナルディの手により本格テストに入ることに
なる。
- [Misc]カルロス・ロイテマン氏、アルゼンチンの州知事に当選(1999.8.9)
アルゼンチンの元F1ドライバーで、通算12回の優勝経験を持つカルロ
ス・ロイテマン氏が、母国のサンタフェ州の知事選挙に当選した。
ロイテマン氏は2003年のアルゼンチン大統領選挙の有力候補と目され
ており、今回の選挙にも注目が集まっていた。
- [F1]フランスGP、2002年シーズンからポールリカールで開催?(1999.8.9)
FIAのマックス・モズレー会長は、フランスの新聞へのインタビューの
中で、いずれフランスGPの開催地は現在のマニクールからポールリカー
ルへと変更されるとの見通しを語った。
マニクールとFIAの契約は2001年まであることから、2002年に
はフランスGPはポールリカールで開催ということも十分に考えられる。
なお、ポールリカールは現在、FIA副会長であるバーニー・エクレスト
ン氏が所有している。
- [F1]来季もF1は全11チームでの戦いに(1999.8.6)
FIAのバーニー・エクレストン副会長は、来シーズンのF1も今年と同
様に全11チームでの戦いになる見通しを語った。
来シーズンについては、いくつかのチームから新規参戦の話しがあったが、
エクレストン副会長は一定のレベル以下のチームが参戦することは望んで
いないようだ。
FIAは、F1をフルグリッド24台(12チーム)と想定しており、その
12番目のチームはホンダが確定していたが、ホンダはBARと組む方法
を決めたため空席となっている。
- [F1]ジャガーF1、いよいよ来季から登場か(1999.8.5)
かねてから噂となっていた『ジャガーF1』が来季から登場するかも知れ
ない。
関係筋によると、スチュワートのマシンはジャガーのコーポレートカラー
『グリーン』になり、ドライバー・ラインナップにはエディ・アーバイン
の名が上がっている。
しかしながら、フォード社の幹部からは正式な発表はない。
- [F1]ミナルディ、来季はスーパーテックエンジン搭載へ(1999.8.5)
ミナルディ・チームのガブリエル・ルミ代表が、同チームは来季スーパー
テック・エンジンを搭載する見通しであることを明らかにした。
それによれば、両者はかねてから交渉を続けてきた結果、近く正式に契約
を結ぶところまで至ったとのことだ。ミナルディが今季搭載したフォード
は、すでに来季カスタマー・エンジンの提供を否定しており、新しいエン
ジン供給先を探していた。
- [CART]フィッティパルディ、テストでクラッシュ(1999.8.4)
2日、ニューマン・ハース・チームのクリスチャン・フィッティパルディ
が、ゲートウェイでのテスト走行中に大クラッシュを演じてしまった。
彼のマシンは減速しようとしてシフトダウンしたが、そこで突然マシンが
コントロールを失い、そのままウォールにクラッシュしてしまった。彼は
クラッシュの後5分〜10分間に渡って意識不明となり、メディカルセン
ターへの移送中にようやく意識を回復したという。その後、ヘリコプター
でセントルイス大学病院へと移送され、テストと観察のために集中治療室
へと入れられることとなった。彼は何事もなかったかのように話しをして
いるというが、一晩は入院することになった。
規則により、脳震とうを起こして意識不明となったドライバーは7日間走
行することが禁じられているため、彼は今週末に予定されているデトロイ
トグランプリに出場できなくなってしまった。
- [Circuit]ザンドフールト・サーキット、正式にF1ライセンス降りる(1999.8.3)
かねてより報じられている通り、F1ライセンス取得のために大幅なコー
ス改修を行なってきたオランダのザンドフールト・サーキットに2日、正
式にF1ライセンスが降りた。
これは、FIAを代表して査察を行なったローランド・ブラインセラーデ
氏が明らかにしたもので、すべての改修は適切に行なわれているというお
墨付を与えたもの。
ザンドフールト・サーキットでは、今週末にF3世界一を争うマスターズ
F3が開催されるが、もしF1が開催されることになれば1985年以来
ということになる。
- [F1]オーストラリアGP、2000年の開幕戦を確保か(1999.8.2)
先に発表された2000年シーズンの暫定F1カレンダーで第2戦となっ
ていたオーストラリアGPが、どうやら希望の開幕戦の権利を確保したよ
うだ。
同GPのロン・ウォーカー組織委員長によれば、開幕戦の権利はほぼ間違
いなく手中に収めているという。もし、これが実現すれば、当初開幕戦に
予定されていたマレーシアGPは10月に移り、日本GPの後の最終戦と
なるようだ。
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