モータースポーツニュース

• [CART]ＦｅｄＥｘ、２００１年までスポンサー契約を延長(2000.3.31)
  現在ＣＡＲＴのスポンサーとなっているＦｅｄＥｘ社だが、来年２００１年も 引続きスポンサーを継続することが決まった。
  現在の契約は今年で切れることになっていたが、この契約により４年目続けて ＦｅｄＥｘ社がＣＡＲＴのメインスポンサーとなる。

• [F1]ザウバー、新しいテクニカル・ディレクターを起用(2000.3.31)
  ザウバー・チームでは、これまでのレオ・レス/テクニカル・ディレクターに 替えて、ウィリー・ランプ氏を新しいテクニカル・ディレクターに起用するこ とを発表した。
  ドイツ人であるランプ氏は今年で４６歳。これまでレース＆テストエンジニア リングの副責任者として活動していた。

• [F1]ミシュラン、ジャガーにもタイヤ供給へ(2000.3.31)
  フランスのタイヤメーカー・ミシュランは、来季ジャガー・チームとの間で タイヤ供給契約がまとまったことを発表した。
  これで、来季ミシュランタイヤを使用するのは、すでに発表されているウィ リアムズとトヨタと合わせ３チームとなった。

• [F1]日石三菱、ＢＡＲホンダに燃料供給へ(2000.3.31)
  日石三菱は３０日(木)、ＢＡＲホンダ・チームに燃料とオイルを供給すること を発表した。
  これまでＦ１への燃料供給は国際メジャーが中心で、国内元売りとしては初め てになる。開始時期は次戦サンマリノＧＰからとなる予定。

• [F1]シューマッハ、優勝トロフィーを置き忘れる(2000.3.30)
  先のブラジルＧＰで優勝したフェラーリ・チームのミハエル・シューマッハ が、なんとその優勝トロフィーを置き忘れていたことが明らかとなった。
  表彰式でシューマッハは、元サッカー選手のペレ氏からトロフィーを手渡され たが、同氏と談笑後、コリーナ夫人の元に駆け寄った際に置き忘れたようだ。 トロフィーは翌日、サーキットを見回っていた警備員が発見するまで、本人も チームも、また主催者側も置き忘れられたことに誰も気づかなかったというこ とだ。

• [F1]ＦＩＡ、ブラジルＧＰのオーガナイザー召喚(2000.3.30)
  ＦＩＡは先のブラジルＧＰ公式予選セッション中、看板がコース上に落下す るなどで３回も中断を余儀なくされたことなどについて、ＧＰのオーガナイ ザーを来週開催予定の『世界モータースポーツ評議会』に召喚して説明を聞 く方針だ。
  オーガナイザー側では、事故は予想を超えた突風により看板を支えたナイロ ンワイヤーが切れたためで、不可抗力だったと釈明している。

• [F1]ミシュラン、Ｆ１テスト開始へ(2000.3.30)
  ２００１年シーズンからのＦ１復帰を明らかにしているフランスのタイヤ メーカー・ミシュランが、いよいよ実車でのテストを開始したことが分かっ た。
  テストが行なわれたのはマルセイユ近くのミラマス・サーキットで、昨年 型のウィリアムズに装着されたミシュランタイヤがトム・クリステンセン によってテストされた。

• [CART]ヨーロッパレース、来年から開始へ(2000.3.23)
  ＣＡＲＴ会長でＣＥＯのアンドリュー・クレイグ氏は、イギリスかドイツで ２００１年よりＣＡＲＴのレースが開催される見込みであると語った。
  ただし、両国でレースを開催できる可能性は少なく、どちらか一方での開催 となるようだ。

• [F1]ＥＭ．ＴＶ、Ｆ１の半分を取得(2000.3.23)
  ドイツのメディア大手『ＥＭ．ＴＶ』は、２２日(水)、ＦＯＡから約１８１億 円で権利の半分を取得したことを明らかにした。
  これにより、ＦＯＡはバーニー・エクレストン氏とＥＭ．ＴＶ社との共同経営 ということになる。

• [F1]改装されたインテルラゴス、ＦＩＡの検査をパス(2000.3.23)
  今週ブラジルＧＰが開催されるインテルラゴス・サーキットでは、悪評の高い 路面のバンプを再舗装すると共に、ランオフエリアの拡大など安全面の改装を 行なった。
  ＧＰを前にサーキットを視察したＦＩＡのチャーリー・ホワイティング査察官 は、ピットレーン入口のタイヤウォールの移動など一部に指摘があったものの、 全体的にはＯＫを出した。

• [F1]ＢＰ社、ウィリアムズ・チームと提携(2000.3.22)
  ウィリアムズ・チームでは、『カストロール』社がフューエル・サプライヤー として提携しているが、これに『ＢＰ』社に替わる見通しとなった。
  関係筋によれば、両社のパートナーシップは５年間に及ぶものになると言わ れている。

• [F1]ブリアトーレ氏、古巣ベネトンのチーム監督に(2000.3.18)
  ベネトン・チーム買収によるＦ１復帰を発表したルノーでは、フラビオ・ ブリアトーレ氏を同チームの監督として送り込むことを発表した。早けれ ば、来週のブラジルＧＰにも同氏の姿がピットで見られるかも知れない。

• [F1]メルボルン、２０１１年までオーストラリアＧＰ開催が決定(2000.3.17)
  オーストラリアＧＰ開催地であるメルボルンの地元ビクトリア州のスティー ブ・ブラック知事は、ＦＩＡのバーニー・エクレストン氏と交渉の結果、 ２０１１年までの開催延長が決まったことを明らかにした。
  タバコ広告問題で揺れるヨーロッパでのＦ１開催が減少する方向の中で、 他地域での開催はさらに進展していきそうだ。

• [F1]ルノー、ベネトンを買収してＦ１復帰を発表(2000.3.17)
  かねてよりＦ１復帰を模索してきたルノーは、ベネトン・チームを総額約１２６ 億円で買収することで実現することとなった。
  これは１６日(木)、ベネトン・チームのロッコ・ベネトン代表が明らかにし たもので、２００１年シーズンまではベネトンがメイン・スポンサーとして 残るが、２００２年シーズンからは完全にルノー・チームとなる模様だ。

• [F1]メルセデス、ブラジルＧＰには新エンジンを投入(2000.3.16)
  メルセデス・モータースポーツのノルベルト・ハウグ/テクニカル・ディレク ターは、先のオーストラリアＧＰで起きたマクラーレン勢のエンジントラブ ルを受け、次戦ブラジルＧＰには新エンジンを持ち込むことを明らかにした。
  「原因となったニューマチック・バルブについては直ちに対策を施している。 次戦ブラジルＧＰには仕様はほぼ同じだが対策された新エンジンを開幕戦と 同様、１０基持ち込む予定だ」と語った。

• [F1]スチュワート氏、なおもバトンのデビューに懐疑的(2000.3.15)
  ウィリアムズ・チームのジェンソン・バトンは開幕戦で見せた才能ある走り で、早過ぎるデビューという周囲からの心配を払拭したかに見えたが、ジャ ガー・チームのジャッキー・スチュワート氏は、なおも次のように疑問を呈 した。
  「彼のような素質ある若者は好きだし大いに期待もしている。彼の能力は評 価するけれども、たとえばアインシュタインだってきちんと学校の履修を終 えていなければ、その持てる能力のすべてを引き出すことは難しかったと思 うんだ。だからジェンソンにも同様に、Ｆ１にステップアップするにふさわ しい勉強と経験をきちんと積んでから上がったほうが、将来、彼が大成する ためにいいと言っているんだけれどね」と語った。

• [F1]オーストラリアＧＰの成功で、さらに５年の開催延長を申し入れ(2000.3.15)
  今季のオーストラリアＧＰは、チケット完売、入場者数大幅増と大成功に 終った。この結果を受け、地元ビクトリア州のスティーブ・ブラック知事 は、ＦＩＡのバーニー・エクレストン氏と会談、さらに５年間の開催延長 を申し入れた模様。
  同ＧＰはすでに今後５年間の開催が決まっているが、それをさらに５年延 長しようというもので、いまだにタバコ広告が許されているオーストラリ アに対し、エクレストン氏も好意的に受け入れているようだ。

• [F1]フィアット社、ゼネラルモータースと資本提携へ(2000.3.14)
  フェラーリの親会社であるフィアット社は、１３日(月)、アメリカに本社を 置くゼネラルモータースと資本提携することを決めたことを明らかにした。
  それによれば、フィアットはＧＭの株式の５％を、ＧＭはフィアットの２０％ の株式(それぞれ約２５００億円)を相互に持ち合い、さらに技術面等での協 力も行っていくということだ。
  フィアットはこれまでダイムラー・クライスラー社との提携が探られてきたが、 これによりマクラーレンチーム(同社が親会社)とフェラーリ・チームが兄弟に なる、という線はなくなったことになる。

• [F1]ザウバー・チーム、サロの失格問題には抗議せず(2000.3.13)
  オーストラリアＧＰ決勝レースを６位でフィニッシュしながら、フロント ウィングの位置が２０ｍｍオーバーしていたために失格となってしまった ミカ・サロについて、ザウバー・チームは抗議する意志のないことを明ら かにした。
  サロ自身も、『失格は残念だが、マシンのレギュレーション違反ではドラ イバーにはどうしようもない』と納得している様子だ。

• [F1]表彰台のシャンパンは『マム』ブランドに(2000.3.11)
  今シーズンから表彰台で授与されるシャンパンのブランドが『マム』になる ことが明らかとなった。
  マム・コードン・ルージュ社はシェア世界第３位で、同社のジャン・マリー・ バリエール代表は、『我社のダイナミックなイメージは、このモータースポー ツ最高峰Ｆ１にぴったりだ。これを機会にもっと認知されるようにしていき たい』と語った。
  これにより、今回のオーストラリアＧＰから表彰台でウィナーたちとコンス トラクターズ代表は、マムのシャンパンで祝福されることになる。

• [F1]アロウズ、開幕前日にやっと新体制を正式に発表(2000.3.10)
  開幕戦前日の９日(木)、唯一正式な２０００年の体制発表を行っていなかっ たアロウズ・チームが、メルボルン市内で自動車博物館で最後となる発表会 を開いた。

  マシンは先に発表されたタイトル・スポンサー『オレンジ』(携帯電話ネット 会社)の通りオレンジ一色となりそのイメージを一新した。
  また、テストドライバーとして、地元オーストラリアのＦ３０００ドライバー であるマーク・ウェバーが正式にアナウンスされた。

• [F1]フェラーリ、疑惑のヘッドレスト寸法が車検をクリア(2000.3.9)
  ヘッドレストの寸法がレギュレーションに外れているのではと一部で指摘さ れていたフェラーリの新型車『Ｆ１−２０００』が、メルボルンでＦＩＡの 検査を受け、無事に通過した模様だ。
  検査にはＦＩＡの査察官チャーリー・ホワイティング氏が直々に当たったが、 疑惑のヘッドレスト部分に噂されるような違反個所はなかったとされる。

• [F1]Ｆ１セーフティーカー・ドライバーが交代(2000.3.8)
  ＦＩＡは７日(火)、Ｆ１レースのセーフティーカーのドライバーを、これま でのオリバー・ギャビン(イギリス)からベルンド・メイランデル(ドイツ)に 交代することを発表した。
  メイランデルは開幕戦オーストラリアに備え、すでにトレーニングを積んで きたということだ。

• [F1]フォスター・ビール、Ｆ１支援を拡大(2000.3.8)
  イギリスＧＰのタイトル・スポンサーになるなどＦ１では知名度の高いフォ スター・ビールが、今後さらに長期に渡ってＦ１のサポートを拡大すること で合意したことを発表した。
  同社のテッド・カンケル最高経営責任者によれば、Ｆ１は世界中に知られて おり、とりわけ若い層に同社の名前は飛躍的に認知されてきたという。
  今シーズンはすでにベルギーＧＰのタイトル・スポンサーになる方針も決 まっているようだ。

• [F1]アラン・プロスト氏、プジョー側の遅れを批判(2000.3.6)
  プロスト・チームのアラン・プロスト代表は、チームが抱える深刻な準備の 遅れについて、大きな原因はエンジンを供給するプジョー側にあると発言し ている。
  それによれば、開幕前のテストではマシン自体や電子制御関係で問題が発生 していたが、これも元はといえば、プジョーのエンジン作成の遅れに原因が あるというもの。当初の予定通りにエンジンが提供されていれば十分テスト できたとのこと。
  現状では、プロスト・チームのマシンは開幕戦での完走もおぼつかない状態 だと見られている。

• [F1]トヨタ自動車、ヤマハ発動機への出資を強化(2000.3.6)
  ６日(月)、トヨタ自動車はヤマハ発動機に出資するとともに、事業面での関 係を強化することを明らかにした。
  すでにトヨタは２００２年までにＦ１へ参戦する意向を示しているが、これ によりＦ１エンジン開発の経験を持つヤマハのノウハウを得て開発が進み、 参戦が２００１年に早まる可能性も出てきた。

• [F1]新規定のロールバー、オーストラリアＧＰでほとんど導入(2000.3.6)
  昨年のペドロ・ディニスのアクシデントでザウバーのロールバーが折損する という結果を受け、今季開幕戦からほとんどのチームで新規定の強化された ロールバーが装着される見通しとなった。(規定では２００１年から完全施行 されることになっている。)
  この規定を合意したミーティングの際、プロスト、ザウバー、ＢＡＲの３チー ムは欠席していて同意していないが、ザウバー、ＢＡＲの２チームはすでにマ シンが対応済で問題ないとされている。唯一プロストだけは未対応とのことで、 チームでは早急に改善するとしている。

• [F1]フォドメタル、５月には改良型エンジンを投入へ(2000.3.5)
  ミナルディ・チームは、今季フォードから昨年型エンジンの供給を受けている が、現段階では昨年最終戦鈴鹿での仕様のままであるという。
  しかし、ミナルディからエンジン開発・メンテナンスを委託されているパート ナーのフォンドメタルでは、５月にも自社技術で改良した新バージョンを投入 する見込みであるという。

• [F1]エストリル・サーキット、再びＦ１公認サーキットとなる(2000.3.4)
  ポルトガルのエストリル・サーキットは、課題となっていた路面の修復などが このほど完了し、ＦＩＡのチャーリー・ホワイティング査察官の検査を受け、 無事Ｆ１公認テストコースとしてライセンスを受領した。
  これにより、冬場温暖な気候のテスト候補地として再びクローズアップされる ことになりそうだ。

• [F1]アラン・プロスト氏、準備不足を認める(2000.3.4)
  これまでのテストで、再三マシントラブルに見舞われていたプロスト・チーム のアラン・プロスト代表は、指摘されているように準備不足のまま開幕戦を迎 えざるを得ない状況であることを認めた。

• [F1]アロウズ、新スポンサー『オレンジ』、『ＵＰＣ』と契約(2000.3.4)
  最後まで遅れていたアロウズ・チームの新スポンサーがやっと決定した。３日 (金)、新メインスポンサーはイギリスのデジタル通信機会社『オレンジ』とな ることが発表された。契約は３年間で、総額約１３０億円に達するということ だ。
  新しいカラーリングは開幕戦の現地メルボルンで明らかにされる。また、これ によりチーム名は『オレンジ・アロウズＦ１チーム』となる見通し。
  また同時にオランダのインターネット事業社『ＵＰＣ：United Pan-Europe Communications』とのスポンサー契約も発表された。こちらも契約は３年間で、 ロゴ名がマシンやドライバーのスーツに貼られることになるという。

• [F1]開幕戦最初のＦＯＣＡ便、オーストラリアに到着(2000.3.1)
  開幕戦まであと９日となったが、開催地のオーストラリアに最初のＦＯＣＡ便 が到着した。
  貨物は全部で６便が予定され、続く第２・３便は今日、残りの３便も今週中に 搭載が行なわれる予定になっている。