モータースポーツニュース

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２００１年５月

[F1-Equipment]ブリヂストン、新コンパウンドタイヤを投入(2001.5.10)
ブリヂストンは先週行われたテスト走行で新しいソフトコンパウンドのタイヤを投入。Ａ１－リンクの低いグリップの路面とタイトコーナーに対応した新ドライタイヤを今週末使用することになった。
ブリヂストンは２種類のドライタイヤと３種類のウェットタイヤを用意。合計で１，６００本にも及ぶタイヤを用意することになる。
[CART]ジョニー・ハーバート、ＣＡＲＴをテストか(2001.5.9)
今季ＣＡＲＴへの転身を図りながらも、昨年最終戦の負傷から実現できずに現在はアロウズ・チームのテストドライバーに収まっているジョニー・ハーバートだが、ここに来て再びＣＡＲＴテストの話が持ち上がっている。
それによれば、チームは現在オリオール・セルビア一人を走らせている新生シグマ・オートスポーツで、テストは今週にも行われるかも知れないということだ。
[F1-Designer]ミナルディ、ブルナーの移籍に反論(2001.5.9)
７日にトヨタから発表された『グスタフ・ブルナー、トヨタに移籍』のステートメントに一番驚いたのはミナルディのポール・ストッダート氏だった。
ミナルディのボスである彼によれば、ブルナー氏は２００３年までの契約がミナルディとの間に残っており、合法的に移籍することはできないとしている。
「トヨタのような立場にある会社が、２００３年１月１日までの取り消し不可能な契約を持つミナルディからブルナー氏を取り上げようとするなんて、驚きと悲しみを感じるよ」
ストッダート氏は取りあえずガブリエーレ・トレドッジ氏を代役のテクニカルディレクターに昇格させる予定だと言うが、今後トヨタとの間でブルナー氏移籍に伴う違約金交渉に入ると見られている。
[F1-Designer]グスタフ・ブルナー、ミナルディからトヨタに移籍(2001.5.8)
７日、トヨタＦ１チームはグスタフ・ブルナーをトヨタ・フォーミュラ１チームのチーフ・デザイナーとして迎えたと発表した。
「僕のエキサイティングなチームを離れることはちょっとした痛みを伴う物なんだ。でも、この機会は逃せないよ。トヨタに入って彼らのプロジェクトのほとんど初めから関われるなんて、ファンタスティックだよ」とブルナー氏は語る。「これまで見てきたところでは、ＴＭＧはいい人達のチームだね。全ての施設が、ポジティブな開発を本当に前にプッシュしているんだ。すごく忙しいことになりそうだよ。でもすごく興奮してるんだけどね」
オーストリア人のグスタフ・ブルナー氏(５０)は１９７８年にＡＴＳに加入。１９８０年代はアロウズやフェラーリ、アルファロメオ、Ｒａｍ等を歴任。１９９０年にレイトンハウスに加入し、マーチを経て１９９３年にフェラーリに再加入。１９９８年からはミナルディのテクニカル・ディレクターに就任していた。
ブルナー氏は５月８日よりトヨタでの仕事を開始するという。
[WRC]田口勝彦、キプロスラリーに参戦(2001.5.7)
ＷＲＣに参戦している三菱チームは、５月３１日から予定されているＷＲＣ第６戦『キプロスラリー』に、日本の田口勝彦を起用することを明らかにした。
これはトミ・マキネンとフレディ・ロイクス、２人のレギュラー・ドライバーに加えて参戦するもので、田口勝彦とトニ・ガルデマイスターの２台が加わる。
田口勝彦は１９７２年生まれ、岡山県の出身で、父もラリー・ドライバーの田口盛一郎。オーストラリアやマレーシアを拠点に海外でのラリー経験が豊富で、１９９６年から３年連続のマレーシア・ラリー選手権Ｎクラス・チャンピオン。１９９９年はアジア･パシフィックラリー選手権のチャンピオンに輝いた。
[F1-Driver]トーマス・シェクター、ジャガーを解雇される(2001.5.6)
ジャガーのテストドライバーを勤めていたトーマス・シェクターだが、売春行為の有罪をノーザンプトンの裁判所で認めたため、即時に解雇されてしまった。
２月２３日、彼は売春婦と一緒にいるところをノーザンプトンの警察に逮捕された。彼はこれまでチームにこの話をしていなかったようだが、先週の木曜日の夜に父親で元フェラーリでワールドチャンピオンに輝いたジョディ・シェクター氏よりジャガーに電話が入り、真相が明らかにされたという。
[Accident]ラウジッツリンクでまた死亡事故が発生(2001.5.5)
４日、ミケーレ・アルボレートが事故死して８日しか経っていないにもかかわらず、またもや死亡事故がラウジッツリンクで発生した。
死亡したのは４３歳のマーシャルだった。プライベートテストセッション中、その時点はフルコースイエローという状況であった。彼は前の日に他のマシンが落としていった破片を拾おうとコースを横切ったところ、そこに車が激突したという。コースのレギュレーションでは、コースを横切ることができるのはレッドフラグ時のみとされていたという。
[F1]マッツァカーネ、ミナルディ復帰はなし(2001.5.4)
プロストを解雇された後、シートを見つけられないでいるガストン・マッツァカーネだが、噂ではミナルディへの復帰を目指しているとされてきた。
しかし、当のミナルディのポール・ストッダート氏は、タルソ・マルケスの代わりにマッツァカーネを採用したり、テストドライバーとするような事はないと明言した。
[F1]ウィリアムズ、ディフューザーが違反か(2001.5.3)
現在ウィリアムズＢＭＷに搭載されているリアデフューザーだが、ライバルチームからレギュレーション違反なのではないかとクレームが付けられているという。
リアデフューザーはダウンフォースを生み出すための重要なパーツだが、このクレームを付けられたとされるデフューザーのデザインは、次のオーストリア戦では根本的にデザインが変更される予定になっているという。
ＦＩＡはこのクレームについてそもそも受け取っていないとしているが、もし使用されていたデフューザーに違反が発見されれば、これまで獲得した全ポイントを剥奪される可能性がある。
[Misc]アルボレートの事故はタイヤが原因か(2001.5.1)
ミケーレ・アルボレートの生命を絶ったアウディＲ８のアクシデントについて、事故原因を調査しているドイツ当局の主任検査官ペトラ・ヘルトウィグ氏は、取材に対して『タイヤが原因とみられる』と語った。
それによれば、まだ公式に確認はされていないものの、ストレートで突然起こった事故の状況から、左リヤタイヤがバーストしたのではないかと推測されるということだ。
事故の起きたラウジッツリンクは昨年オープンしたばかりの最新鋭コースで、世界最高レベルの安全性を謳っていたトラックでの死亡事故に関係者はショックを受けている。

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