1998 F1 World Champion Ship
Round15 Luxembourg Grand Prix
Qualifying Session Report
- フェラーリ、フロントロー独占
フェラーリの2人のドライバーは1995年のベルギーGP以来のフロント
ロー独占を果たした。ミハエル・シューマッハにとっては19回目のポール
ポジションとなり、エディ・アーバインにとっては、過去最高のグリッドと
なった。
ミハエル・シューマッハは、1回目のアタックでスピンしてしまい、2回目
の走行後にリアウィングをいじった。それが見事に決まり、3回目のアタッ
クでポールポジションを獲得した。
エディ・アーバインは、序盤はオーバーステアに苦しめられていたが、徐々
に解消され、最後のアタックでは全く問題なくなっていた。明日のレースで
はシューマッハをサポートすると語っていた。
- ハッキネン、不満の3位
マクラーレン・メルセデスのミカ・ハッキネンは3番手になんとか踏みとど
まることができた。彼のクルマは最後のセクターでマシンが不安定になるよ
うで、不満を漏らしていた。
デビッド・クルサードは、アタックラップがことごとくトラフィックに捕まっ
てしまい、こちらも5番手に沈んだ。
- フィジケラ、4番手
ベネトン・プレイライフのジャンカルロ・フィジケラは、あと少しで3位グ
リッドを獲得できそうだったが、最後のアタックでコースから飛び出してし
まった。それでも、ミカ・ハッキネンと2列目を分け、4位グリッドにつけ
た。
チームメイトのアレキサンダー・ブルツは8位グリッドに憮然とした表情。
彼もトラフィックでアタックラップを潰していた。
- ラルフ・シューマッハ、3列目
ジョーダン無限ホンダのラルフ・シューマッハは、兄ミハエルがスピンした
のと同じ場所でスピンをしてしまい、予選を5位で終了した。
デイモン・ヒルもスピンしてしまい、10位グリッドに留まった。彼のマシ
ンは依然としてハンドリングが満足のいく状態になっていないとのこと。
- フレンツェン、4列目
ウィリアムズ・メカクロームのハインツ・ハラルド・フレンツェンは、最後
のアタックで7位グリッドにつけた。一方のジャック・ビルニューブは、ア
ンダーステアを解消できず、9位グリッドに留まった。
- その他
ザウバー・ペトロナスのジャン・アレジは、依然として高速コーナーでのア
ンダーステアに悩んでいる。ジョニー・ハーバートは、マシンのセットアッ
プを進めたが、それでも13位グリッドが精いっぱいだった。
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