'98 AUTOBACS CUP
全日本GT選手権第2戦
ALL JAPAN FUJI GT RACE
結果



富士スピードウェイは、朝からぐずついていた天候だったがスタート時間が近付くに つれて雨が強くなっていった。コースコンディションは完全にウェット。各マシンに はライト点灯の指示が出た。
予定より 30 分遅れて 14:10 にローリングスタートとなった。ペースカーはコース コンディションを確認するために 2 周目のローリングに入ったが、後続のマシンは ウォータースクリーンの中スタートと勘違いし、アクセル全開にしたため、 1 コー ナー手前でクラッシュが発生。漏れたガソリンに引火し大きな炎が上がった。この アクシデントで No.71, 27, 910 のマシンがクラッシュ。No.27 のフェラーリをド ライブしていた太田哲也選手が炎に包まれたマシンから救出された。
このアクシデント発生時点でレースは中断。事故処理とドライバーズミーティング が行なわれた。
レースは再開に向けて準備を進めていた。雨は小降りになったものの、今度は富士 特有の霧が発生し、視界は最悪の状態になった。その後も天候の回復を待ったが、 16:30 を過ぎても天候が回復しなかったため、中止となった。

今回のアクシデントに巻き込まれた No.27 TFCJフェラーリF355GTの太田哲也選手 は、全身に火傷を負っており重傷。 No.910 ナインテンポルシェの砂子智彦選手は 右足を骨折。 2 人とも、事故直後に御殿場市内の病院に搬送されている。 No.71 シグマテック 911 の星野薫選手はむち打ち程度で大きなケガはなかった。



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