カナダに行ったよ
その1
Last Update:
- 快晴のスタート
出発当日の 8/13 は快晴だった。嬉しい限りである。やはり旅立ちの時に雨と
いうのは辛いと思う。 5:00 起床。出発の準備をする。正美は朝ご飯用のおに
ぎりを作っている。スーツケース2つをごろごろ引きずって駐車場まで行く気
になれないので、先に車を移動させることにする。さすがにまだ人通りは少な
い。
準備も整い、予定通り 5:30 に出発。成田空港まで約 2 時間。駐車場に車を
預けるのに 30 分かかったとしても 8:00 には空港ロビーには到着できるだろ
うという計画である。出発する前に自宅前で記念撮影。旅の始まりである。
綱島街道を進み武蔵小杉からR409に入る。平日とはいえ世間では夏休みの
初日になるはずだが、道は空いている。川崎市内を越えてからR16に乗り、
多摩川を渡るとすぐに裏道に入る。そのまま羽田まで行き、湾岸線に乗る。
大井JCT手前から大井料金所まではお約束の渋滞。まだまだいつもの渋滞か
らすると甘いレベル。ほどなく料金所を通過する。
- 渋滞!?
首都高は全く問題なく通過する。間もなく東関道の習志野料金所というところ
で電光掲示版に『4km先渋滞 10km 60分』などという恐ろしいこと
が書いてある。習志野料金所に到着したのは7:30頃。ほぼ順調だったのに、
ここで1時間も渋滞に巻き込まれたら、遅刻するかもしれない、、、
幕張のICを過ぎるくらいから渋滞にはまるが、40km/hくらいで流れて
いる。これくらいで進んでくれれば大丈夫。東金道路とのJCTが近付くにつ
れて一番左の車線だけが渋滞するようになった。なんのことはない、九十九里
方面に海水浴に行く車だった。JCTの手前からスイスイ流れ出した。これな
ら遅刻することなく成田に到着できるはずである。
- 駐車場
成田ICで東関道を降り、一般道を進む。インテグラは『ワールドパーキング
成田』という駐車場に預けることになっている。しかし、成田空港までの道沿
いには海外旅行者向けの駐車場がたくさん並んでいる。空き地があれば駐車場
にしているという雰囲気さえ感じられる。これだけ駐車場があれば、予約しな
くても大丈夫そうな気がする。
目指す駐車場はほどなく見つかった。係員に名前を告げて予約の確認をする。
外回りをチェックされて、キズやへこみの場所を預り証に記入される。送迎バ
スなどを使うところもあるようだが、この駐車場は係員に同乗してもらい、出
発ロビーまで送ってもらうようになっている。出発ロビーの前で荷物を下ろし、
インテグラは係員に運ばれていった。
- 成田空港第2ターミナル
さて、、、成田空港である。いままで見送りや出迎えや冷やかし(笑)には来た
ことがあるが、自分が出発するのは初めてである。ちょっと緊張する。夏休み
の連休第2弾のせいか、人が多い。ANAの団体受け付けカウンターであるA
アイランドにはかなりの人がいる。どっちを見てもでっかいスーツケースを
持った人ばかり。東南アジア系の人は大型テレビを持っていたりする。国で買
うよりは日本で買って持ち帰った方が安いんだろう。そんな人たちをぼーっと
見ているだけでも様々な人間模様が感じられてしまう。なんとなくそんな雰囲
気は嫌いじゃない。
- 買い物と食事
高速が順調に流れたせいか、8:15に到着してしまった。集合は9:00な
ので余裕である。
とりあえず、電源のプラグを購入するために電気屋に行く。アメリカとカナダ
は日本と同じ型だが、カナダの一部では特殊なものが使われているらしい。必
要ないとは思いつつ、特殊な型のプラグだけを購入する。(実際、このプラグは
一度も使うことはなかった)
車の中でおにぎりは食べたものの、ちょっとお腹が空いていたので食事をする
ことにした。屋台が一杯並んでいる店を選ぶ。ここなら自由に選択できるので
良いだろう。いろいろあって悩んだが、自分は『カツカレー』にした。海外で
はまず食べることはできないだろう。正美は『鶏そぼろ雑炊』。作るところを
見ていたが、ドンブリにご飯を盛って、その上に鶏そぼろの汁をかけただけの
ものだった。味はまぁまぁである。カツカレーはやはりカツカレー。
そうこうしているうちに集合時間が近付いてきたので移動する。
- 地獄のAアイランド
Aアイランドの近くまで移動するが、バスが電車が到着したらしく、団体の入
口で数十名が列をなしている。最初からこれだ、、、先が思いやられる、、、
なんとかAアイランド内に入るが、ツアー客でごったがえしていて、どこが目
的のブースかが分からない。しばらくキョロキョロしていたら、小さく『ビッ
クホリデー』と書かれた紙が張ってあるブースが見つかった。すでに何人か並
んでいる。同じツアーの人らしい。
自分たちの番がくる前にANAの職員が『空港使用料』のチケットを売ってい
たので二人分購入した。後々になってわかったが、この選択は大正解だった。
ただでさえ人が多いので、自販機でも長蛇の列となっていたのである。出発す
る人は必ず購入しなければならないものなので、人が少ない時に買っておくの
がベスト。
やがて自分たちの順番となり、名前を確認されてニューヨーク行きのチケット
とそれ以降の全てのクーポン券を受けとる。隣のカウンターで荷物を預け、よ
うやくAアイランドから解放された。
- 両替するなら事前に
『成田空港内にある東京三菱銀行で為替レートを確認したい』と正美が言うの
で確認しに行く。アメリカドルが119円で、カナダドルが91円だった。や
はり事前に替えておいて正解だった。
- 出国ゲートへ
9:30にAアイランドの先にあるKDDブースの前に今回のツアーの参加者
16名全員が揃った。女性の一人旅もいれば、友人同士、老夫婦、家族連れも
いる。自分たちと同じような感じの夫婦もいた。なかなか楽しい旅行になりそ
うである。添乗員さんは女性の方だった。一通りこれからの日程や手続きなど
の説明を受けて出国審査へと向かう。
入口で『空港使用料』の半券を取られ、手荷物検査を受ける。これは国内線と
全く一緒。次に出国審査となる。係員がブースに並んでいて、どの列も長い列
ができている。何か聞かれるのかと思っていたが、何も聞かれることなくパス
ポートにスタンプを押され、出国完了となる。なんだか拍子抜けしてしまっ
た。
- 早速免税店出現
出国ゲートを過ぎると早速免税店が現れた。日本でしか売ってない化粧品など
を買う人が多いそうだ。我々夫婦は化粧品も買わなければ、タバコも吸わない
し、お酒もいらないので冷やかしで見て回るだけ。しかし、出発前からよく買
い物をする気になるもんだと感心する。
出発ロビーには千葉銀行(だったか?)の両替ブースもある。外にある東京三菱
銀行より若干レートが良いようだった。
- NH010便
我々が乗るNH010便ニューヨークJFK行きはB74スポットにいた。ボ
ーイング747−400、いわゆる、テクノジャンボという奴である。
10:30ボーディングとなるようだ。日本のエアラインなので仕方がないの
かもしれないが、とにかく日本人が多い。外人もいるが、数えることができる
人数である。圧倒的に日本人が多い。これでは国内線に乗っているのと変わら
ないような気がする。
10:30に搭乗開始のアナウンスが流れた。まず最初にファーストクラスと
ビジネスクラスの人から搭乗していく。やはり、お金をたくさん払っている人
は先に乗せてもらえるようだ。それがひと段落するとエコノミークラスの搭乗
となる。
我々のシートは31D、31E。通路側とその1つ隣の席。さらにその隣には
同じツアーの老夫婦が座った。座席の位置はビジネスクラスとの境目のすぐそ
ばだった。カーテン1枚隔てた向う側はビジネスクラスである。なんだか悔し
い気にさせられる。
機内では日本の現在時間と到着地である、ニューヨークの現在時間が表示して
あった。ニューヨークは前日12日の23:00らしい。時差惚け対策という
つもりではなかったが、飛行機に乗り込むと同時に時計をニューヨーク時間に
合わせてしまった。
11:00(JST)ちょっと過ぎにプッシュバックされる。第2ターミナルの
端のスポットなので、滑走路までぐる〜っと回っていかなければならない。タ
キシングが異様に長く感じられた。やがて離陸となる。
To Be Continued…
wake@yk.rim.or.jp