カナダに行ったよ

その１３

• 朝４：００のモーニングコール
  今日は一日移動である。朝４：００にモーニングコールがかかるが、そのまま 電話を切って寝てしまう。さらに５：００前に目覚し時計が鳴る。これでなん とか起き上がる。いつものようにシャワーを浴びて着替える。いつもならこれ で目が覚めるが、まだ半分寝ている状態である。
  部屋の前に荷物を置き、フロントに行く。ところが、いつまで経っても荷物が 運ばれてこない。結局、荷物を取りに行くことになってしまった。
  ロッジから外にでて空を見上げてみると、満天に輝く星が綺麗だった。ロッジ 周辺だと街灯があるが、ちょっと離れたところに行けば街灯がなくなるので、 もっと綺麗な星空が見えるはずだ。
  出発前にフロントで朝食を受けとり、バスに乗り込む。５：５５出発となる。

• 見事な朝焼け
  バスは国道１号線をカルガリーへと進む。キースさんが室内灯を消してしまっ たのでしばらくは真暗となる。対抗車のヘッドライトや時折り通り過ぎる街の 灯りだけが見えている。
  出発してすぐに貰った朝食を食べる。パン、果物、チーズ、ヨーグルトなどが 入っていた。ところが、貰ったヨーグルトは２日前に賞味期限が切れていた。 悪いことに、食べ終ってからそれに気がついた。最悪である、、、

  途中、地平線の向うから朝日が登ってきた。とても綺麗だ。地平線から登る朝 日を見るなんて広大な土地を持つカナダならではである。車内には寝ている人 もいたが、起きていて良かったと思った。

• カルガリー空港は大混雑
  ８：００過ぎにカルガリー空港に到着する。３日間お世話になったキースさん とはここでお別れである。
  空港内に入ると、国際線ターミナルは人が列をなしていた。その半分は日本人 だったりする。どうやら、日本人は全てロサンジェルスに行くようだ。ロス行 きのチェックインよりもヒューストン行きのチェックインが先になってしまっ ているようだ。
  思いがけず時間ができてしまったので、トイレに行った帰りに案内カウンター に寄り道してカルガリー空港の案内が書かれたパンフレットを貰ってきた。日 本の空港とは違い、一番外側の窓が通路に面しているので、滑走路を行き来す る飛行機を見ることができる。ここ、カルガリー空港は一応国際空港となって いるが、ジャンボのような大型機はまず降りてこない。大きくても７６７クラ スである。

• アメリカの入国審査
  そうこうしているうちにようやく手続きがおわったようだ。荷物を持って出発 ロビーへと移動する。出発ロビーの前にアメリカの入国審査が待っている。こ こでは特に突っ込まれることなく通過する。
  入国審査の後にスーツケースを預ける場所がある。といっても、各自勝手にベ ルトコンベアーにスーツケースを乗せていくだけである。

• 今度の機体は…
  今回の出発ゲートはＣ２６である。今回のロス行きはＡ３２０だった。驚くこ とに、ここまで１度も同じ機体がだぶったことはない。全て違う飛行機に乗っ ている。エアバスは初めてなのでどんな感じなのかワクワクしてしまう。

• 日本へ電話する
  搭乗まではちょっと時間があったので、公衆電話から日本にいるそれぞれの親 に電話してみることにした。といっても、こちらは９：００ＡＭだが、日本は ２３：００になる計算だ。『起きているか…』と思いつつ電話をしたら、うち のオフクロはすでに寝ていた。『こっちは寒む過ぎて、上着がないとやってら れない。』というと『九州は連日３０度を越えている。今日は３５度だった。』 と教えてくれた。一気に日本に帰る気力が失われてしまった。
  次に妻の実家に電話してみたが、お父さんだけが起きていた。やっぱり日本は 暑いようだ。う〜ん、、、帰りたくない、、、

• Ａ３２０の機内
  やがて搭乗の時間となった。Ａ３２０、というより、ボーイング以外の機体は マクダネルダグラスに次いで２つ目である。座席も狭いわけではなく、そこそ こゆったりと座ることができた。ただ、機内にある映画などを上映する際に使 うスクリーンが天井に埋め込まれていて、必要に応じて下がってくるのには笑っ てしまった。
  ロスとは１時間の時差があるのでここで時計を遅らせる。朝一番の便だと思う が、ほぼ満席である。

• 機内サービス
  離陸してしばらくすると食事のサービスが始まった。今回もサラダがついてい たが、なんだか得体の知れない味がした。とりあえず自分は残さず食べたが、 正美はほとんど残してしまっていた。
  今回のフライトでも映画が上映されたが、今回は『ライアー・ライアー』だっ た。当然ながら、日本語字幕などはないが、十分楽しめたし、笑いをこらえる のが大変だった。ジム・キャリーはエンターテイメントな映画が似合っている。

• アメリカに入る
  空の上から下を眺めていても国境線などは見えないが、だんだん区画整理され た畑が多く目につくようになってきた。なんとなく『下界はすでにアメリカな のかな、、、』と感じてしまう。
  しばらくすると一面白い大地が見えてきた。ソルトレークである。これで本当 にアメリカに入っているんだと実感できた。機内から写真を撮ったが、雪が降っ ているかのように白い大地が広がっている。ここでは世界一の速さを競う競技 会が開催されている。一度出場してみたいもんだ。

• ロサンジェルスに到着
  そうこうしているうちに、だんだん眼下に広がる景色が都会になってきた。ロ サンジェルスが近いことを感じさせてくれる。機は一度会場に出てからロス上 空を通り、海側に向かってランディングしていく。残念ながら、日本のエアラ インのように、離着陸の模様を機内で放映してくれないので、どのような状態 になっているのかは想像でしかない。どんどん地面が近付いてきて、見事ロサ ンジェルスに到着した。
  ロサンジェルス国際空港もかなり広い空港のようだ。ターミナルがあちこちに 分散しているようで、特定のエアラインの機体が集まっているようだ。とある ターミナルのとあるスポットに無事到着する。(メモを残してなかったので全く 覚えていなかったりする。)

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