カナダに行ったよ
その3
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タイトルは『カナダに行ったよ』なのに、まだニューヨークなのである。(^^;)
カナダに到着するのは『その4』か『その5』くらいになる予定。
- 到着ロビー……
到着ロビーがこれまた狭い。日本の空港のような広々としていて、明るい感じ
を想像していたのがいけなかったのかもしれない。悪い言い方をすれば、どこ
かの地下街のような雰囲気さえ漂っている。まだ日本人がたくさんいるから良
いようなものの、外人ばかりの中に一人で放り込まれると逃げ出したくなるよ
うな雰囲気である。
- 早速市内観光へ
到着ロビーで現地ガイドさん(名前失念。女性。)と合流する。バスには
『HINOMARU』と書いてあった。日本にも同じような名前のタクシーが
あったと思うが、その系列会社なんだろうか、、、なんとなく親しみが湧いて
しまった。
元々50人乗りくらいの大型バスに添乗員、ガイドさんを含めて18人で乗っ
ている。ある意味では非常に優雅な市内観光である。ちょっと残念なのは、雨
が降っていることである。もしかするとエンパイアステートからの景色が悪い
かもしれないとのことだった。
- アメリカの道路事情と自動車
JFKからニューヨークの中心部までは道路状況にもよるが、バスで1時間ほ
どかかるらしい。ハイウェイを走るが、路面が非常に荒れている。日本で言え
ば、どこか山奥の県道並である。ツギハギだらけだし、中央分離帯のガード
レールも錆だらけだ。また、アメリカには強制車検制度がないので、ボンネッ
トがない車とか、ボディがめちゃくちゃにへこんでいる車などが走っている。
日本だと間違いなく整備不良で捕まってしまいそうな車だ。そのせいかどうか、
道路の真中でボンネットを開けて止まっている車もいたりする。
一時期、日本車の対米輸出問題でうるさかったので、きっと日本車なんてあま
り走ってないだろうと思っていたが、普通車の半分以上は日本車である。たま
たまかもしれないが、大部分がホンダだったように思えた。あとはトヨタ、マ
ツダが目についたくらい。逆にニッサンはあまりみかけなかった。パスファイ
ンダー(日本でいうテラノ)は何度か見かけたが、、、
- 車窓から見たニューヨーク
やがてバスはクィーンズボロー橋を越えてマンハッタンへと入っていく。どう
も、『ニューヨーク』『マンハッタン』と言われると非常に洗練されたイメー
ジと、摩天楼に代表されるような非常に華やかなイメージを持っていたが、ど
ちらかというとゴミゴミした街で、華やかさからはちょっと程遠いような印象
を受けた。極端な言い方をすれば、『ニューヨークってこんなものだったの』
という感じである。
5番街やセントラルパーク、リンカーンセンターを通るが、雨が降っていてイ
マイチ景色が美しくないのと、時差惚けのために、ついついぼ〜っとしてしま
い、あまり覚えていない。
- 不満だらけの昼ご飯
West54th St.にある「Il Teatro」というイタリアレス
トランで昼食となる。サラダ→パスタ→コーヒー、ケーキとなっていて、一応
コースのようになっていた。それは良いのだが、サラダが異常なほど塩辛い。
香辛料の辛さではなく、純粋に塩の辛さである。パスタには詳しくないが、正
美曰く、ボンゴレとかいう種類らしい。これも異常に塩辛い。その逆で、ケー
キは落雁を食べているかと思うくらいに甘い。異常なほどの落差に文句を通り
越して呆れてしまった。
「出されたものはできるだけ残さずに食べる」を信条としているので、残さず
に食べた。しかし、この先こんなに塩辛いものを食べさせられるのかと思うと
気が重い、、、
店を出る時に、入口にお店の名前や所在地、電話番号が書かれた名刺サイズの
紙が置いてあったので記念に貰って帰ることにした。
- エンパイアステートビルディング
食事の後はエンパイアステートビルディングに上る。エンパイアステートビル
ディングは日本で言えば、ランドマークタワーやサンシャイン60のようなビ
ルである。会社のオフィスなども入っているようで、サラリーマンを見かけ
た。ランドマークを大きく異なっているのは、『古い』ということであろう。
しかし、50年代(だったかな?)にこれだけの高層建築を建ててしまうアメリ
カはやっぱりすごい国だと思った。
本来なら、地下1階でチケットを購入しなければならないが、それはガイドさ
んがやってくれた。チケットを受けとると、シリアル番号が振ってある。
「507644」らしい。まさか、開設当初からのシリアル番号とは思えない
が、今年の始めからの番号にしては多いかなと思う。
そのまま2階に上がり、空港のようなX線による手荷物検査を受けなければな
らない。手荷物検査をやる理由は聞かなかったので分からない。その後、80
階まで直通のエレベーターに乗る。これも非常に旧式である。80階まで上が
り、そこでチケットの半券を取られる。さらに、86階までのエレベーターに
乗り換えなければならない。ガイドさん曰く、非常に観光客が少ないそうだ。
人が少ないので、102階まで上がることとなった。86階から102階行き
のエレベーターに乗り換える。今までは旧式とはいえ、自動運転だったが、こ
こからは係員による運転となっている。
102階は灯台の最上階のように狭い。20人くらいで一杯になってしまいそ
うな狭さだ。そして、異常に寒い。空調のためなのか、地上数百メートルまで
あがったためなのか、よく分からない。早速周囲を見回してみるが、雨が降っ
ているためか、視界が良くない。非常に残念。それでも何枚か写真を撮った。
102階はあまりに寒いので86階に逃げる。こちらは普通の気温だった。
86階にはみやげもの屋や売店がある。ハドソン川にある桟橋にはクイーンエ
リザベス2世号が停泊していた。どうやら、いまニューヨークに来ているらし
い。旧PANAMビルも見えた。今はMetLifeという会社に買い取られ
ている。思わず、ウルトラクイズを思い出してしまった。
- ようやくホテルへ
16:00に本日の宿、OMNI CENTRAL PARK HOTELに
到着する。場所的には7th ave.とW55st.が交差する辺りに位置
する。すぐそばにはカーネギーホールがある。
部屋に上がる前に、昼食時に申し込んだオプショナルツアーの代金を支払うた
めにアメリカドルに両替する。ホテルに備えつけの両替機を使ったが、レート
が$1=133円だった。30000円分両替したので、日本での両替に比べ
ると3000円くらい損をした計算になる。不覚、、、
部屋は438号室だった。ホテルの内側に面していて、太陽の光が当たらない
部屋だった。おまけに、カーペットがジメジメしている。バスタブもタイルが
欠けているし、汚い。なんだか風呂に入りたくなくなってしまった。
とにかく、時差惚けできつかったので、オプショナルツアーの集合時間である
19:00までは寝ることにする。二人ともベットに倒れ込んでそのまま爆睡
してしまった。
To Be Continued…
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