F1観戦日記
その2
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- 天気は良いみたい…
どれくらい眠っていただろうか。目が覚めるとすでに太陽が昇っていた。
8:00頃のようだ。とりあえず、コンビニで仕入れた朝食を食べる。オデッ
セイのエンジンをかけて、テレビを見る。ちょうど天気予報が放送されていた。
今日も良い天気になるようだ。
9:00頃にAさんとIさんで行動開始!スポーツセンターを出発する。Nさ
んはフリー走行は半分諦めるそうだ。相変わらずダフ屋が多い。非常にウザイ。
まぁ、実害はないので構わないのだが、、、
- 通路がへん…
正面ゲートは、例年どの方向からでも入場できたのだが、今年は柵が設けてあっ
て、バスが到着する白子駅方面からしか入場できないようになっていた。なんだ
か納得できない交通整理である。
正面ゲートをくぐってみると、いつものワールドショッピング通り(なんて名前
だったかな?)は通行できないようになっていて、サーキットホールの方を通る
ようになっていた。これも納得できない。
まぁ、そんなこんなですが、今年もグッズを売ってるショップは多い。毎年同じ
ような場所に同じ店が並んでいる。これをみると『あぁ、、、今年も鈴鹿にやっ
て来たんだな』と感じるので不思議である。
- まずはプログラムを押えろ
まずプログラムを購入する。場合によっては売り切れとなってしまうので、毎年
必ず最初に買うようにしている。次にクレデンシャルケースを探す。毎年1つ記
念にする意味でクレデンシャルケースを買っている。初めて鈴鹿に行った94年
はロスマンズ、95年が無限、96年がマルボロという風になっている。今年は
どれにしようかといろいろと見てみるが、どうもピンと来ない。同じものを買っ
ても記念にならない。悩んだ挙げ句、今年はPIAAにした。松・竹・梅ではな
いが、3種類のケースがあり、それぞれ値段が違う。最も高いのはF1だけでは
なく海外旅行のときにも使えそうなほど立派である。結局、真中のグレードの奴
にした。
必要なものは揃ったので、B1スタンドを目指す。
- B1のKブロックってどこだ?
今年のチケットには『B1スタンドKブロック』と書いてある。毎年チケット
に書いてあるスタンドがどこにあるのかを探すのが最初の仕事になっている。
『スタンドはどの方向に向いているのか』『コース上はどの範囲が見えるのか』
『売店から遠いのか?』等々。気になることは山ほどある。
Kブロックはメインストレート寄りにあった。N山に向かうトンネルの目の前
にあるスタンドである。KブロックとJブロックだけは他のブロックからは独
立しているようだ。座席も上から2列目の通路側から4つなので写真を撮るに
は申し分ない位置である。
- フリー走行開始
スタンドに入ったのは9:00過ぎ。フリー走行開始が11:00なので1時
間以上余裕があることになる。AさんとIさんはこの間に買い物に出かけた。
自分は今年は超緊縮予算となっているのでスタンド
で荷物番をしながらプログラムを読んでいることにした。
ようやく11:00となりフリー走行が開始された。1年振りの生のF1のエ
キゾーストである。最初に片山右京が飛び出した。以下、各チームとも最初の
チェックに飛び出していく。ただ、ビルニューブとM.シューマッハ、中野信
治は動きがなく、まだまだ様子見といった状態である。
開始20分ぐらいでようやく中野がコースイン。ピットインせずに周回を重ね
るが、まだまだタイムはでていないようだった。30分ぐらいしてようやく
シューマッハがコースインする。まだまだ全員遊んでいるようだ。
セッション終了間際に最終コーナーで中野がエンジンブロー。ストレートにマ
シンを止めてしまった。おそらく中野にはTカーの使用権がないと思われるの
で、午後からのフリー走行ができるのか不安である。
- 昼食
まだ1回目のフリー走行なのでほとんどまともなタイムアタックはしてないよ
うに見えた。1回目のフリー走行でトップタイムを記録したのはH.H.フレ
ンツェンの 1'40.317 のようだ。1時間で午前中のフリー走行は終了する。
午後のフリー走行までは1時間余裕があるので、この間に食事をとることにし
た。荷物があるので、一人だけスタンドに残り荷物番をする。そして、残りの
二人が買い出しに行く。一人が帰ってきたら、荷物番をしていた一人が買い出
しに行く。最初にAさんとIさんが買い出しに行き、自分が荷物番で残った。
ほどなく二人が戻ってきた。AさんとIさんは『おにぎり弁当』を買ったよう
だ。
鈴鹿での食事と言っても種類が豊富なわけではない。選択肢は限られていて、
お弁当、焼きそば、カレー、牛丼、マクドナルド、ロッテリア、ミスタードー
ナツ、パン類、お好み焼などである。あとはタコ焼きやクレープ、スナック菓
子などになってしまう。
自分は『牛丼』と『鶏のからあげ』にした。あと、飲み物として烏龍茶を買っ
た。
- フリー走行、2回目
2回目は13:00に開始。今回も続々とドライバーがピットアウトしていく。
午前中に比べるとメインストレートは追い風になっているようだ。この風が強
くなってくると、タイムも一気に縮まってくるはずである。
気温と路面温度も午前中よりは上がっているが、まだタイムを更新するドライ
バーは現れないようである。エンジンブローしてしまった中野は20分経って
もまだピットアウトできないようである。
半分くらい時間が過ぎた頃にマルケスがエンジンブロー。ここでもハートエン
ジンの信頼性は低いのだろうか、、、右京にも同じトラブルが出ないことを祈
る。
開始45分を過ぎた頃にようやく中野がピットアウトしてきた。まずはチェッ
クのためにコースを1周してピットに戻った。その後、セットアップ作業を進
めていたようだ。
終了間際に今度はパニスがバックストレートでエンジンブローしてしまった。
無限の鈴鹿スペシャルは今年も不発に終ってしまうのだろうか、、、
アーバインは新品タイヤをつぎこみ予選セットアップを煮詰めているようだ。
タイムはすでに 38.903 まで上がっており、去年のビルニューブのポールタイ
ムを上回ってしまった。
- フリー走行の感想
予想以上にフェラーリが頑張っていた。特に、アーバインは新品タイヤをどん
どんつぎ込んでいるようだった。フリー走行の段階ですでに 1'38.903 までタ
イムが上がっていることを考えると、明日の予選ではコンディションが良けれ
ば34秒台も夢ではないのかもしれない。
それ以外では、ブリヂストン勢では最速だったパニスだろう。エンジンブロー
があったものの、 1'38.941 というトップから 0.038 落ちのタイムは素晴ら
しい。中野も12番手につけており、明日はシングルも狙えるのではないかと
期待させる。
右京は16番手につけている。もちろん、V8勢ではトップタイム。V10を
使っているマグヌッセン、ディニス、モルビデリを凌ぐあたりはさすがであ
る。
意外だったのは、マクラーレンのクルザード8番手、ハッキネン14番手、ウィ
リアムズのビルニューブが11番手と沈んでしまっていること。決勝のセット
アップを煮詰めていたのであれば良いのだが、マクラーレンは2台とも中団に
沈んでいるので、ちょっと明日の予選が心配である。
- スタンドでボーッとする
F1のフリー走行が終ると、次のシビックまで予定はない。この間に買い物
をしたり、遊園地で遊んだり、帰ったりする人が多い。別に急いで買い物を
する必要もないし、遊園地で遊ぶ気もないので、スタンドでボケーッとする。
午後になって日差しがジリジリ照りつけてくるようになった。この状態が3
日間続けば真っ黒に日焼けしてしまうはずだ。
- 晩ご飯の買いだし
シビックのフリー走行が終ったところで、車を止めているスポーツセンター
に戻る。ここで岐阜からやってきた友人Kさんと合流する。
買いだしに行くが、フライパンなどを一切持ってきていないため、それも購
入しなければならない。加えて、ツインバーナーにどれくらい白ガスが残っ
ているのかが分からなかった。そのため、食糧買いだし部隊とフライパン・
白ガス買いだし部隊に別れることにした。食糧は自分とAさん、Iさん。フ
ライパンはバイクで鈴鹿に来ているKさんとなった。
- アコレへの長い道のり
サーキットに一番近いスーパーは伊勢鉄道の鈴鹿サーキット稲生駅よりもさ
らに数km先にある『アコレ』というスーパーである。このスーパー、中部
地区で支店を展開しているようだ。
我々の移動手段は自動車以外には徒歩しかない。タクシーもあるが、渋滞の
中を進むことが分かっているのにわざわざタクシーを使う奴はいない。えっ
ちらおっちら歩いていく。3、40分ほど歩いてようやく目的の『アコレ』
に到着した。
今日のメニューは『焼肉』である。まず、ピーマン、なす、もやし、人参を
getする。たまねぎは切りづらいという理由で購入が却下されてしまった。
魚介類も下ごしらえが面倒という理由で却下。肉は、安売りしていた味付の
牛カルビと、焼肉用の牛ロース。あとは、焼きそば用に豚小間を買い、最後
にソーセージをgetする。あと、ご飯類が欲しかったので、これまた安売
りされていた巻き寿司を購入する。
それ以外にもランタン用の乾電池やチャッカマン、キッチンペーパー、焼肉
のタレなどを買っていたら、結構な荷物になってしまった。
- サーキットが遠い、、、
近所の酒屋で缶ビールを仕入れ、サーキットまで戻る。一部でナキを入れた
奴がいて、タクシーを使うという案もあったが、有無を言わさず歩いて帰る
ことにした。
行きは結構元気で、ワイワイ話しながら行ったが、帰りは疲れも出てきてい
るので、みんな黙々と歩く。サーキットにある大観覧車が小さく見えている
時は泣きそうな気分だったが、なんとかスポーツセンターにたどり着くこと
ができた。
- 食事の準備
自宅から果物ナイフと小さなまな板を持ってきていたので、それを使って野
菜を切る。肉類は面倒なのでそのまま焼くことにした。所詮、男ばかりなの
で、乱雑に野菜を切る。準備が整ったところでチャッカマンを使い、バーナ
ーに火をつける。フライパンは購入したばかりなので、貰ってきた油を置い
て、ちょっと馴染ませる。
さて、、準備が整ったところで戦闘開始である。
- もう、満腹なんですけど、、、
まずはビールで乾杯する。一日中炎天下にいたので、ビールが非常に美味し
く感じられる。Aさんの『残すともったいないから高い肉から投入しよう』
の一言で、牛ロースと野菜が投入される。焼けたと同時にフライパンから肉
が無くなっていく。恐ろしい光景である。
そんなことを何度か繰り返しているうちにかなりお腹が一杯になってきた。
自分はほとんど休憩モードに入る。残りの3人はまだ大丈夫なようだ。最後
の味付牛カルビが投入されると残りの3人も一気に満腹になってしまったよ
うだ。
- 残った焼きそばをどうする、、、
まだ焼きそばが残っているが、作るかどうか一瞬ためらう。しかし、クーラ
ーボックスには氷も入っていないし、焼きそばを作らないにしても食材はそ
のまま廃棄されてしまう。ならば、作ってしまって余れば廃棄することにし
た。
残しておいた肉や野菜を入れるとそれだけでかなりの分量になってしまった。
焼きそばの麺は3人分ある。麺を投入するとフライパンから溢れてしまった。
なんとか炒めて、ソースをかける。それなりに焼きそばらしい物が出来上
がった。
出来上がって『さぁ、どうぞ。』というと、みんな結構箸を出している。な
んだかんだいいつつ、焼きそばも全て平らげてしまった。恐るべし、、、
- 就寝
食事が終り、ある程度片付けが済んだらKさんは帰っていった。残った3人
で荷物の整理をして、オデッセイのリアシートをフルフラットにし、2人分
のベッドを作る。残る1人は運転席で寝る。
3人とも疲れていたので22時過ぎには寝てしまった。おやすみなさい、、、
To be continued…
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