F1観戦日記
その3
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- まずは天気予報をチェック
6:30頃に目が覚めた。AさんもIさんも起きたようだ。車のエンジンをか
けてテレビを見る。まずは天気予報のチェック。予報では曇りのち晴れで、と
ころによっては雨が降るそうだ。降水確率は20%くらい。空を見上げてみる
と、東の空がやけに暗い。なんだか嫌な予感がする。
- 行動開始
お互いに身支度を整える。どうも空模様が怪しいので、念のためにカッパを持っ
ていく。7:30頃に行動開始。今回はピットFMを聴くためのFMラジオを
持ってくるのを忘れたので、レンタル品を借りることにする。そのためにも早
めに行動しておかなければならない。
スポーツセンターにはかなりの台数が止まっているが、まだ行動開始した人間
は少ないようだ。スポーツセンター前の通りも車は渋滞しているが、人通りは
そんなに多くない。
- Tシャツが当たった
サーキットの正面ゲートからサーキットに入る。正面ゲートをくぐったところ
でマイルド・セブンのキャンギャルが試供品とスクラッチカードを配っていた。
とりあえず列に並んで両方ともgetする。スクラッチカードをめくってみる
と『当たり!Tシャツプレゼント』と書いてあった。F1に来るようになって
から4年目だが、初めてモノが当たった。AさんとIさんはステッカーが当
たったようだ。
ノートパソコンに張れるようなステッカーが欲しくなったので、スタンドまで
の道筋にある出店を見て回る。文字だけが白抜きになっているものが欲しいの
だが、手頃な大きさのものが見つからない。気に入ったものがないので何も買
わずにそのまま通り過ぎていく。
- 朝食を入手
国道の下を通るトンネルの手前に『広島風お好み焼』と『長崎ばりばり焼』を
売っている店がある。ふとお好み焼が食べたくなったので、今朝の朝食は『広
島風お好み焼』にする。焼きそばバージョンと焼きうどんバージョンが選択で
きるようだ。自分は焼きうどんバージョンを選んだ。
隣にマイルドセブンのブースがあり、そこで景品の交換をしている。無事T
シャツをgetすることができた。
- 来年のチケットの申し込み
コース手前にもゲートがあり、ここで入場券の一部をちぎられるが、この横で
来年のチケットの予約申し込みが行なわれていた。せっかくなので葉書に必要
事項を記入し、申し込んだ。これで申し込むと10%割り引きになるらしい。
プログラムにも申込書は付いているので、2口申し込みができる。
- 雨!?
ゲートをくぐったところで、ポツポツと雨が降ってきてしまった。曇行きが非
常に怪しい。このまま降り続いてしまうと予選観戦が辛くなってしまう。自分
はカッパを持ってきているが、Aさんは車に忘れてきてしまったという。Iさ
んは持ってきてもいないそうだ。Aさんは車に取りに戻ってしまった。Iさん
は仕方ないので買うそうだ。フジテレビのブースでウィリアムズのカッパを
買っていた。
自分は、中島悟の新しいタイプのピンバッジを見つけたので購入した。他には
あまり目新しいものはなかった。onyxのミニカーもありきたりのものばか
りで、イマイチ『買いたい』とは思えなかった。
FMラジオを借りるためにS2スタンドの裏に行く。すでにレンタルが始まっ
ていた。1泊2日などというレンタルビデオのようなシステムになっていた。
レンタル料は500円だった。
この頃になると、ポツポツ降っていた雨は上がってしまっていた。このまま降
らなければよいのだが、、、
- 1回目のフリー走行
スタンドにたどり着いたらまず朝食のお好み焼を食べる。さきほど降っていた
雨は上がっていて、晴れ間も見えている。これなら大丈夫だろう。
9:00からフリー走行が開始された。各ドライバーとも続々とピットアウト
するが、そのままピットインしてしまう。5分くらいたったときにフレンツェ
ンが初めてメインストレートを通過した。それに引きずられるように各車連続
走行に入った。タイムは39秒台に入っているようだ。まずまずの感触を掴ん
でいるのだろう。
フリー走行の時間を半分ほど過ぎた辺りでハッキネンが38.555を叩き出
しトップに立った。この時点ですでに昨日のトップタイムを上回っている。
セッション開始30分辺りでバックストレートでストップしたフェルスタッペ
ンのマシンを排除するために赤旗が提示された。残り17分の時点で赤旗が解
除された。結局、このセッションではフレンツェンが 1'37.863 でトップと
なった。
- 2回目のフリー走行
10:30から2回目のフリー走行が始まった。この頃になると空にはかなり
厚い雲が出ている。いますぐにでも雨が降り出しそうな気配となった。ここで
も各ドライバーは精力的に周回を重ねている。開始10分くらいでR.シュー
マッハが37.372でトップに出た。その後、中野が38.343で5位ま
で上がったところで雨が降り始めてしまった。
かなり大粒の雨が降ってきた。急いでカッパを着込む。周りの観客も急いで
カッパを着込んだり、傘を差したりしている。しかし、ひとしきり降ったとこ
ろでやんでしまった。コースもほとんど濡れていない。
開始30分辺りで、またもやパニスがメインストレートでエンジンブローして
しまった。予選用かもしれないが、あまりにも信頼性が低いように思える。予
選に向けてちょっと不安材料となってしまった。
- フリー走行の感想
やはり、というか、37秒台に入ってきた。37秒台に乗せたのは、R.シュ
ーマッハ、ハッキネン、フィジケラ、フレンツェン、ビルニューブ、アレジ、
ハーバートの7人。予選になればさらにタイムは上がるはずなので、34秒台
も夢ではなくなってきた。
中野がトップから0.971遅れの9番手に付けている。このままの調子なら
シングルも十分狙える。右京は39秒台に乗せてきた。V8では驚異的とも思
える。
全体的に見れば、やはりウィリアムズ有利といったところだろうか。ベネトン
もここに来て好調のようだ。
- またもやスタンドでじっとしている
予選開始は13:00。それまで2時間ほど時間がある。とりあえず、各自昼
食を仕入れることにする。面白いことに、全員昨日と同じメニューとなった。
食事が済むとAさん、Iさんは出店を見に行ってしまった。自分はまたもやス
タンドでピットFMを聞きながらじっとしていた。
- ピットFM
コース上でマシンが走っていない時は記者会見の模様を流してくれたり、現役
のF−Nドライバーによる『ライブトーク』などが放送されている。なかなか
聞いていても楽しい。特に、『ライブトーク』は危険極まりない会話が飛び
交っている。放送コードギリギリである。今年のメインパーソナリティだった
岡田秀樹と黒澤琢弥、服部尚貴などの会話は『危険』そのもの。内容はここで
は伏せるが、非常に面白い番組だった。
- 公式予選
予選開始直前になって雨が降り始めてしまった。コースを濡らすほどではない
が、雲行きから判断するともっとひどくなる可能性もある。各ドライバーとも
タイムを出すために最初からアタックをかけてくるだろう。
13:00に公式予選が開始された。天候が心配なためか、各ドライバーとも
最初からアタックをかけている。1発目のアタックで早くもハッキネンが
1'36.469 を叩き出した。以下、36秒台に5人のドライバーがいる。1秒圏
内に9人もひしめきあっている。なかなか激しい戦いになりそうだ。
しかし、開始早々にバリチェロが2コーナーでエンジンブローし、レコードラ
イン上にオイルをぶちまけてしまった。2コーナーの立ち上がりの所でオイル
を吹いているため、ベストラインに乗ってしまうとオイルでスリップしてし
まっている。そのため、フレンツェンやハッキネンの2回目のアタックは失敗
してしまった。中野のアタックもこのオイルのために失敗している。
開始15分、とりあえず大部分のドライバーはタイムを出したので、走行する
マシンは少なくなってきた。やはり、各車とも2コーナーの出口で挙動を乱し
ている。34秒台は難しいかもしれない。
開始20分辺りでビルニューブがアタックに出た。2コーナーのオイルの影響
が心配されたが、ベストラインをほんのちょっと外してアタックを続行。見事
に 1'36.071 のトップタイムをマークした。中野も 37.588 で10番手のタイ
ム。なかなか好調な滑べりだしである。
開始30分、ついにM.シューマッハが上がってきた。 36.133 で2番手まで
ジャンプアップ。トップ4はビルニューブ、M.シューマッハ、アーバイン、
ハッキネンとなった。右京、中野も2回目、3回目のタイムアタックを続けて
いるが、タイムの更新にはつながっていない。
開始50分。中野がラストアタックに出る。シューマッハもニュータイヤでア
タックに出た。ところが、中野のアタック中にすぐ目の前でモルビデリがダン
ロップコーナーでコースアウト、クラッシュしてしまった。すぐにイエローフ
ラッグが提示されてしまったため、中野のアタックは失敗になってしまった。
その後、赤旗が提示され、セッションは中断となった。
ラストアタックを邪魔されてしまった中野はピットに戻っても怒りが収まらな
い様子だった。
14:10過ぎに予選が再開。アーバインを先頭にコースインしていく。ビル
ニューブとM.シューマッハはまだ動かない。アーバインはアタックに入った
が、デグナー出口でストップしてしまった。ビルニューブはしびれを切らした
のか、ニュータイヤでコースインする。M.シューマッハは結局アタックに出
なかった。ビルニューブも1周してピットに戻ってきてしまった。
今年はラスト5分の逆転劇はなかった。
- 予選の感想
予選の早い段階で2コーナーにオイルが出てしまったため、34秒台には入ら
なかった。1発目で36秒台が出ていただけに、コンディションの悪化が悔や
まれる。
ここにきてフェラーリが好調である。2、3番手をget。明日のレースは戦
略次第ではフェラーリが有利か。ハッキネンは4番手だが、クルザードは11
番手と沈んでしまった。期待されたBS勢もパニスがトップから1秒遅れの
10番手をgetしたのが最高だった。中野はモルビデリのクラッシュに巻き
込まれてしまったのが残念だ。あのラップが完成していればシングルも狙えた
かも知れない。右京は 38.983 で19番手。V8としては驚異的なタイムをマ
ークしている。あとで聞いたところによると、今年の右京のタイムは去年のミ
ナルディのタイムよりも6秒アップしているそうだ。他のチームが大体2秒程
度のタイムアップなので、どれくらい『驚異的』なのかが分かるというものだ。
- 眠い、、、
F1の予選が終るとSRS−Fのデモ走行となる。これは中島悟が校長を務め
るレーシングスクールで、虎ノ介などが講師となっている。ここの生徒と講師
による模擬レースのような形での走行となった。生徒の方は必死だが、講師は
遊んでいるようだ。この中から未来のF1パイロットが生まれるかも知れな
い。
その後はシビックの予選となる。しかし、めちゃくちゃ眠たくなってきた。あ
まりに眠いので、シビックの予選が始まる直前からそのままスタンドに横に
なって寝てしまった。
シビックの予選が半分くらい過ぎた辺りで目が覚めた。しばらくぼけーっとし
ていたが、シビックの予選はパスしてスポーツセンターに戻ることにした。
- 晩ご飯の買いだし
17:00から今日の予選の模様がテレビで放送されるため、それまでには
車に戻ってきたい。昨日のスーパーはかなり遠い。フライパンしかないので、
炒め物しかできない。というような理由で、コンビニでうどんやラーメンを
仕入れてくることにした。ラーメンといっても、カップラーメンではなく、
アルミの容器に入っていて、直接火にかける奴を仕入れに行くことにした。
サーキットから最も近い場所にあるコンビニまでは片道20分ほどかかって
しまう。往復すると予選の開始にはちょっと間に合わない計算である。そう
は言っても、お腹は減っているのでみんなで買い出しに行くことにした。サ
ーキットから白子駅やホンダの鈴鹿工場に向かうバスはどれも超満員である。
加えて、道路は大渋滞。この人たちが駅にたどり着くのはいつ頃なんだろう
か。
コンビニに商品が残っているか不安だったが、ちゃんと食料は残っていた。
各自ラーメン、もしくは、うどんとおにぎり、お菓子などを仕入れると、速
攻でスポーツセンターに戻る。結局、放送開始には間に合わなかったが、予
選の模様はテレビで見ることができた。
- 食事
無事に予選を見終ってから食事の準備を始める。昨日と同様に机と椅子を並
べ、バーナーを準備する。バーナーの口は2つしかないので、順番にメイン
ディッシュを作成する。
出来上がった順番に食事を開始する。今日は気温が下がっているようなので、
温かいラーメンは美味しく感じられる。
- 就寝
食事が終ったら、後片付けをして車に入る。ちょうど、『めちゃいけ』のス
ペシャルが放送されていたのでそれを見ることにした。その後、サッカーの
ワールドカップ最終予選が放送されていたが、後半に入る前に全員寝てしまっ
た。
おやすみなさい、、、
To be continued…
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