軽井沢ツーリング
その2
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- 朝風呂
6:00に目が覚めた。いつも通りの時間である。隣にはU先輩が寝ていた。
布団の中でもぞもぞしているとU先輩も起きたらしい。風呂に行くというので、
一緒に行くことにした。
朝なので人がいないだろうと思っていたら、結構入っている人がいる。ちょっと
意外だった。だが、さすがに同じ会社の連中はいないようだ。しばらく露天風呂
に浸かっていた。今日も最高の天気のようだ。ちょっと風が冷たいのが気にかか
る。
あまり外にいると風邪を引きそうなので、適当に切り上げて屋内に戻る。最後に
ジャグジーに浸かってぼ〜〜〜っとしていた。
- 寒いぞ、、、
朝食を済ませ、出発の準備をする。できるだけ荷物はコンパクトにまとめておい
た。必ずおみやげで荷物が大きくなるはずである。
約束していた9:30にはちょっと遅れてしまった。Oはすでにバイクに荷物を
積み終えている。急いで荷物を積む。山の上にいるせいかもしれないが、かなり
寒い。今日は美ヶ原高原まで上がる予定なので、先が思いやられる。ちょっと長
めに暖気をしておく。9:45にホテルを出発。まずはR18を進み、上田市を
目指す。
- さらに寒いぞ、、、
R18まで出ると多少標高が下がるので暖かく感じられる。しかし、相変わらず
風は強い。上田市から美ヶ原高原に向かう県道はさほど交通量は多くなかった。
しかし、途中の町でマラソン大会が開催されていた。片側1車線の道路の半分を
ランナーが走っていた。さすがにペースを落したが、中には道路のぎりぎりを
走っているランナーもいて、気が気ではなかった。
それを過ぎるといよいよ18%の登り勾配が待っている。
- 2000mまで登りつめる
夏に来た時はなかったが、今回は結構道路工事をしている場所が多かった。ブラ
インドコーナーを抜けたらいきなり信号が立っていたりする。心臓に悪い道だ。
路面も荒れ放題なので、バイクにはなかなか辛い道である。2000mまで一気
に登ったので、キャブレーションが悪くなるのではないかと心配していたが、
思っていたほどではなかった。
美ヶ原高原の手前に白樺の林があるが、やはり同じ白樺でも夏に見るのと、秋に
見るのとでは感じ方が違うものだ。周囲の景色も紅葉しているので、『白』が鮮
やかに映えている。
ビーナスラインの料金所で白樺湖までの料金を支払い、美ヶ原高原美術館で休憩
する。ちょうど12:00近かったので、ここで昼ご飯を食べることにした。自
分もOも体が冷え切っていたので、うどんを食べることにした。食事をしている
と、12:00になったらしく、時計台(だったかな?)の鐘が鳴り出した。
- ビーナスライン
夏に来た時は車が多く、大渋滞まで発生したいたビーナスラインだが、さすがに
この時期になると車も少ない。森林限界が近い(?)ので、木が生えていない場所
もあるが、周囲の景色は『紅葉』である。あまりわき見運転をすると谷底に落ち
るのでほどほどにしておく。
車の時はそれほど感じなかったが、バイクの場合料金所のたびに通行券を提示す
るのが非常に面倒である。スピードを落してタンクバックを指さしながら通過し
ていかなければならない。あぁ、、、面倒、、、
霧ヶ峰周辺も夏には花がたくさん咲いていたが、いまは全く残っていない。白や
赤、黄といった華やかな色が無くなった代わりに緑や赤、茶といった落ち着いた
色が増えている。原色系も嫌いではないが、このような落ち着いた色に囲まれて
いるのも悪くないと思う。
- 白樺湖
ビーナスラインの終点、白樺湖はあまり大きくない湖だった。もうちょっと大き
いものを想像していたので、ちょっと拍子抜けしてしまった。周辺にも目立った
観光スポットがなく(探してないだけともいう)、ホテルとおみやげもの屋が並ん
でいるだけだった。
夏に車が動かないほど渋滞していたので、さぞかし素晴らしいところに違いない
と思い込んでいた自分が悪いのかも知れない。
- 中央道を目指せ
白樺湖は素通りし、中央道諏訪南ICを目指す。途中、工事をしていた迂回しな
ければならなかったが、ちゃんと標識が出ていたので迷わず中央道の諏訪南IC
に到達できた。ICの手前のガソリンスタンドでガソリンを補給しておく。
中央道に入ると車もさほど多くなく、快適なツーリングとなった。途中、双葉
SAで休憩する。ちょっとお腹が空いていたので焼きちくわを買った。むしゃむ
しゃ食べながら行き来する車やバイクを眺めていた。休日だし、天気も良いので
SAの駐車場はかなり混雑している。BMWのR100などに乗ったオジサンた
ちがいた。このグループ、ほとんどオーバー750である。こういうオジサンた
ちが恐かったりする。
RVFのリアタイヤをチェックしたら偏摩耗していた。一部はまだ溝が残ってい
るが、一部はスリックになってしまっていた。これは帰ったら速攻で交換しなけ
ればならない。
- 怪しい車を煽るO
双葉SAを出ても車の流れは順調である。山梨県に入るとちょっと車が増えてき
たように感じる。釈迦堂PA付近を走っている時、前に怪しげな(笑)クラウンが
いた。フェンダーミラーだし、ホイールカバーは付いてないし、助手席にバック
ミラーが付いているし。十分過ぎるほどの状況証拠が揃っている。走行車線に戻
りペースを落す。
ところが、気がついていないのか、Oがクラウンとの車間をどんどん詰めていく。
放っておけば車の間を擦り抜けていきそうな気配すら漂っている。ヘルメットの
下で『やめろ〜!帰ってこ〜い!』と叫ぶが、なかなか戻ってこない。しばらく
すると、こちらのペースに合わせるために走行車線に戻ってきた。まったく、ヒ
ヤヒヤさせてくれる。
しばらく走行車線をトロトロ走っていたら、双葉SAに止まっていたBMW軍団
が追い付いてきた。かなりスピードを出している。最初のR100が怪しいクラ
ウンに気がついたらしく、フルブレーキをかけた。そのため、後ろの車が追突し
そうになってしまった。
- やっぱり中央道は渋滞する
怪しいクラウンは次のICで降りていってしまった。待ちかねたように(笑)バイ
クの集団がアクセルオンしていった。ちょうど、笹子トンネルへの登り坂となっ
ているが、トンネルの手前でなぜか高速機動隊が車線規制をしていた。なぜその
ようなことをやっていたのかは謎である。
トンネルを抜けると一旦渋滞が解消されたように見えたが、実際には渋滞は続い
ていた。車を擦り抜けるだけならまだしも、さまざまなレベルのライダーと一緒
に走らなければならないため、かなり神経をすり減らしてしまった。ブレーキの
タイミングや走り方がどうしても合わない場合がある。それが長い間続くとかな
りの苦痛になってしまう。予定していなかったが、談合坂SAでも休憩を取るこ
とにした。
- 下道も渋滞、、、
相模湖ICで中央道から降り、一般道を進む。相模湖→津久井湖→R16→
R246と進む。が、途中で祭りかなにかで御輿はねり歩いていたし、渋滞して
いるしで大変だった。おなじ道を車で行けば倍以上の時間がかかることはわかっ
ているが、バイクだと倍疲れてしまう。
- 自宅に到着
長津田でR246から分かれ、裏道を進んだ。自宅に戻る前にバイク屋に顔を
出し、事故ったバイクの引きとりについて相談した。2、3日中には引きとら
れてくるようだ。
結局、自宅に戻ったのは19:00近くになっていた。
END.
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