F1観戦日記
その4
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- 予選セッション
13:00から予選セッションが開始された。いきなり飛び出していく
ドライバーもいれば、最初の混雑を避けるためにピットアウトを遅らせ
るドライバーもいる。すでに駆け引きは始まっている。
開始30分でミハエル・シューマッハが36秒台に突入。ハッキネンも
負けじと36秒台のタイムで応じる。ラルフもなかなか良いタイムを
マークしているようだ。逆に、ベネトン勢はどうも元気がないように見
える。セットアップがうまく詰め切れてないようだ。
2回目、3回目とアタックをかけていくが、ハッキネンがどうしても
シューマッハのタイムを破ることができない。残り15分を切る辺りか
ら最後のアタックに入るマシンが多くなってくる。ミハエル・シューマッハ
は周囲の様子を伺い、なかなか最後のアタックに出ない。マクラーレン
勢も一発勝負に賭けているようだ。
フェラーリのミハエル・シューマッハが先に動く。結果、36.293
というタイムを記録。ハッキネンが3回目に出した36.471をさら
に上回るタイムをマーク。その後、ハッキネンもアタックに入る。第1
セクターでシューマッハより1秒速かったものの、デグナー出口でアウ
トにはらんでしまい、大きくロスしてしまった。
結局、1分36秒293でミハエル・シューマッハがポールポジション
を獲得。以下、ハッキネン、クルサード、アーバイン、フレンツェンと
続いた。
- 早めに引き上げてお買い物
予選終了後、シビックの公式予選があるが、今日は早めに引き上げるこ
とにする。自分は買い物に行きたかったので、メインルートを通ること
にした。最初はIさんもKも一緒に行こうとしていたのだが、途中の道
があまりにも混雑していたのでIさんとKはショートカットして帰って
しまった。
- 渋滞、渋滞、大渋滞
買い物といっても、大したものではなく、虎之介のヘルメットのピンバッジ
を探しに行きたかったのである。正面ゲートを通り過ぎて1コーナー方
面に行こうとしたのだが、AVEXのブースの前でプロモーションビデ
オらしきものが上映されており、それを見ようとする人間がブースの前
で溜っている。必然的に通路が狭くなってしまい、1コーナー方面から
帰ろうとする人間と1コーナー方面に行こうとする人間が入り乱れて大
渋滞になっていた。
ちょっとでも気を緩めると反対側の流れに飲み込まれてしまうので、前
の人には申し訳なかったが、ガンガン後ろから押しまくった。なんとか
渋滞エリアからは脱出できた。しかし、出店のスタッフもちょっとは考
えて欲しいものだ。
スポーツセンターに戻ってから気がついたが、ディパックに付けていた
IIJのバッジが無くなっていた。まぁ、この程度の被害で済んだのは
よかったのかもしれない。
- 虎之介のピンバッジ、ゲット
パドック通路まで来たが、ピンバッジを売っている出店がない。1コー
ナー方面に行くか、メインスタンド方面に戻るか悩んだが別ルートを
使ってメインスタンド方面に戻ることにした。
しばらく進んでいくと、外人のおばさんがやっている出店が見えてきた。
毎年鈴鹿のF1で見かけるが、どこの国の人か全く知らない。だけど、
彼女は毎年鈴鹿に来ている。
そのお店を覗いたら、見事に虎之介のピンバッジを見つけることができ
た。おばさんに代金を支払って店を後にする。
- 夕飯の買いだし
スポーツセンターに戻ったら、Nさんから電話が入った。Yさん夫妻は
クアハウスでお風呂に入っているらしい。今夜一緒に宴会をしようと
言っていたWさん夫妻は所在が確認できない。Yさんはとりあえず酒を
買いに行くそうだ。買いだしに行った時に新聞を買ってきて欲しいと頼
まれてしまった。
我々も買いだしに行くなら行っても良いのだが、Yさんの動向が掴めな
いので、動きようがない。椅子に座ってぼけーっとしていたら、Yさん
の奥さん、Mさんが帰ってきた。じっとしていても仕方ないので、自分
とKとMさんとで買いだしに行くことにした。Iさんは一人でお留守番
である。
- 歩いて行こう
サーキット周辺は大混雑していて、タクシーは通らない。ましてや、バ
スも通らないので、市内のジャスコまで歩いていくことにした。ジャス
コまでは4〜5kmほどなので、3、40分歩けば到達するだろう。
3人でスポーツセンターを出発する。最初は下っているが、あとはずっ
と平坦なので歩きやすいだろう。
道路は予選が終ってから帰る人たちの車で渋滞している。歩道も市内の
ホテルや駐車場を目指す人たちが歩いている。夕方で日も暮れかけてい
たので、歩き始めは寒かったが、気合いを入れて歩いていたので途中か
ら暑くなってしまった。40分ほどで無事ジャスコに到着した。
- スポーツセンターに戻るぞ
本日の夕飯は『鍋』と『焼肉』のダブルヘッダーらしい。鍋用の素材は
昨日の余りがあるので、あまり買う必要はなかった。焼肉用の素材を中
心に買うことにする。
全国的に野菜が高値になっているが、ここ鈴鹿も例外ではなかった。
キャベツや白菜などが横浜と同じような値段で売られている。しかし、
今日は参加者全員の完全ワリカンなのでMさんも気にせず野菜を買って
いた。肉コーナーに焼きとりがあったので、それを買うことにする。
全ての買い物が終了したので、スポーツセンターに戻る。できればタク
シーを使いたいところだが、F1でタクシーがサーキット周辺と白子駅
の間でピストン輸送されているようで、捕まりそうにない。じっとして
いても仕方がないのでスポーツセンター方面に歩き始めた。
途中のコンビニでNさんに頼まれた新聞を買う。一般紙を探すが、土曜
日の夕方なのでスポーツ紙しか残っていない。ないよりはマシなのでス
ポーツ紙を購入する。
- ヘイ、タクシー!
空車のタクシーを探しながら歩いていくが、どれもお客が乗っている。
途中でタクシーの営業所があったが、空車など1台もいなかった。後ろ
を見ながら歩いていると、天井のライトがついているタクシーが来た。
ラッキーと思い、手を上げたが、後ろには客が乗っていた。(-_-#)
そのまま歩いていると、さっきのタクシーが交差点でちょうどお客を
降ろしていた。Mさんが急いで走っていき、無事タクシーをゲットでき
た。
スポーツセンターの中まで入ってもらったが、料金は800円ほどだっ
た。昨日、買いだしに行ったYさんには羨ましがられてしまった。
- 夕飯の準備
戻ったら早速準備を始める。Mさんは食材を切っている。男どもはテー
ブルを片付けたり、カセットコンロで炭を起こし、七輪に入れたりする。
一応、スポーツセンターは『火気厳禁』となっている。自分たちが陣取っ
た場所は詰所の前だが、昨夜のカセットコンロによる鍋では咎められる
ことはなかった。さすがに七輪となると話しは別だと思われたので、テー
ブルを前に置き、その後ろに七輪を置く体制にした。
適当に準備が整ったところで、Nさんを呼び出す。近くに止めてある車
からビールを持ったNさんとNさんの友人が出てきた。Nさんはすでに
ビールを飲んでおり、ほろ酔い状態になっていた。
テーブルと七輪の準備ができたら、テーブルではカセットコンロを使っ
て鍋を火にかけ、七輪ではお湯割りに使うお湯を沸かしておく。しばら
くすると食材の方の準備もできたので、宴会の始まりである。
- ご飯、ご飯、ご飯、、、
人数が多いので、鍋組と焼肉組に分かれる。自分は最初は鍋組に入る。
今日は鶏の水炊風の鍋だが、入れるものは何でもあり。しゃぶしゃぶ肉
もあれば、白身魚もある。
焼肉組の方は最初に焼きとりを焼いていた。かなり脂が出るようで、大
量の煙が発生している。なかなか美味しそうに焼けていたので、1本も
らった。脂身が多くてあまり美味しいとは言い難いが、屋外で食べるも
のはなんでも美味しく感じられる。
食材を半分ほど消費したところで、鍋組と焼肉組が入れ替わった。自分
は今度は焼肉組となる。
- 狂気乱舞
自分が焼肉組に入る頃からみんなの酔いが回り始めていた。最初は周囲
を気にしていたが、段々声も大きくなってくる。いま考えると、よく周囲
から苦情が来なかったものだと思う。
鍋も焼肉もほとんど食い尽くしたが、雑炊用に買ったおにぎりが残ってい
た。雑炊を作るというと、みんなぶーたれていたが、作ってみると綺麗に
平らげてしまった。恐るべし、、、
鍋が終ってしまったので、みんなで七輪を囲んで飲み続けていた。途中で
炭を追加しているので、まだ暖かい。最初は大人しく飲んでいたが、その
うち七輪にいろいろなものを入れて燃やし始めた。またまた大騒ぎの始ま
りである。
どうしてスポーツセンターは『火気厳禁』となっているかについて、酔っ
払いどもが考えた結論は、
このように人は酔っ払うと火をもて遊んでしまう。そうなると七輪の
ように、制御できない火気は非常に危険である。
F1観戦に来ている人間は昼間から炎天下にいて、非常に疲れており、
酔っ払うのも早いはずである。となると、危険な火を扱わせることは
厳禁とした方が防災上も好ましい。
である。まさに我々のような危険人物の集まりを指している。
- おやすみなさい、、、
ふと時計を見ると21時が近くなっていた。スポーツセンターの建物は
21時で閉まってしまうので、その前に後かたづけを済ませてしまうこ
とにした。食器洗い部隊とゴミ片付け部隊に分かれて作業する。みんな
が手際良く動いたのであっと言う間に後かたづけが終ってしまった。
さらに1時間ほど七輪の回りで輪になって飲んでいたが、さすがに疲れ
のために睡魔が襲ってきたので、解散となった。
明日はいよいよ決勝である。
To be continued…
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